「おそ松さん」の企画術 の商品レビュー

布川郁司(著者)

2016/10/24

私もおそ松好きからこの本を手に取った一人です。
ヒットの裏側、スタジオぴえろのこれまでの歴史、つくる側の思いやプロモーションをする上で重要なポイント、アニメ界の動きなどなど、すんごい勉強になりました。
大好きな幽白やBLEACHや東京喰種やあれやこれやもぴえろさんだったやそーいえば！

自分の好きなジャンルだからすんなり入ってくるし、納得納得の嵐。
ヒットさせるのもしっかり戦略立ててターゲット選定してちゃんとそこに刺さるように仕組んだからこんだけヒットしたんだわ。。見習わなくちゃ。

第1章で「ボーッと見ている2000万人よりも、100万人の熱心なファンをいかに刺激するか。そこを考えなければならない」という布川さんの言葉がありました。
自分の仕事に置き換えて、実はちょっとそこを迷っていることがあり。。
自分が売り出すべきコンテンツを、広く大衆向けにorコアファンに訴求すべきなのか。
一見広く大衆向けにも合いそうなんですよ、、でもやっぱり違うんだなって気付かされたような気がします。
今一度振り返って考えてみようと思いました。
いいきっかけになった！
すんごい読みやすいし、おそ松さん好きにも、そうでもない企画担当者、アニメファンにもオススメです。

2016/10/24

おそ松さんブームを生んだプロデューサがヒットを生み出す企画術について、自身の経験を基に論じている。コンテンツ消費の形が変化する中で既存の方程式にハマらないヒットが生まれつつある、制作では陣組が重要、コンテンツを守った海外展開までプロデュースできる人材が必要等、アニメに限らない話盛りだくさんで参考になる点が多かった。おそ松さんの内容は全体の２割程度なのでそれを期待して買うと拍子抜けかも。