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菊池省三の学級づくり方程式 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/07/27

今すぐにでも採り入れたい実践の数々、 そしてそれ以上に 大切にしていきたいマインドが たくさん綴られていた。

Posted byブクログ

2020/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なぜ子どもたちがこんなにも成長するのか…改めて思った。 たくさん理由はあるだろうけど読みながら ①ゴールイメージが鮮明 ②ゴールイメージに到達するための振り返り この2つを菊池先生は徹底してるんだろうなと思った。 公社会に通用する人間とは? 白熱する姿とは? 考え続けるとは? 言うは易し、考えるのも易し。 この1点、これを目指そう!と決めて 本気で考えて毎日をその視点で振りかえることができているか。 ただの振り返りではなく一本の軸、芯についての振り返り。 きっと菊池先生はここが強いのだと思う。 子どもではなく人間を育てるという言葉から 1年間ではなくもっと先のことを見通していることがわかる。 だから子どもではなく、人間。 どんな人間に育ってほしいか。 自分は人と試行錯誤する人に子どもが育ってほしい。 この一点に向かって振り返ろう。

Posted byブクログ

2019/12/30

ページを繰るごとに、背筋が伸びてくる一冊。 卒業に向かう子どもたち、貧困の中の子どもたちの成長に、大人が子どもの成長を信じることの大切さを感じました。

Posted byブクログ

2016/12/23

 菊池先生の本を読むのはこれが2冊目です。前回の時の方が、初めてということもあると思いますが、ぐっと引き込まれたのを覚えています。今回の本は、同じことを書いているのですが、やや理屈っぽい気がするのは私だけでしょうか。高学年の子どもたちが、この理屈を納得して受け入れるのか、本を読ん...

 菊池先生の本を読むのはこれが2冊目です。前回の時の方が、初めてということもあると思いますが、ぐっと引き込まれたのを覚えています。今回の本は、同じことを書いているのですが、やや理屈っぽい気がするのは私だけでしょうか。高学年の子どもたちが、この理屈を納得して受け入れるのか、本を読んでいるだけでは信じられない気もします。ただ、本と実際の教室は違うでしょうし、子どもたちをその気にさせる何かを、菊池先生ご自身がお持ちなのだと思います。安易な気持ちで真似をしても、うまくいくものではありません。  印象に残ったところはたくさんありますが、そのうちの一つが絶対解と納得解です。p.139 絶対解は、算数の計算問題のように、答えが一つのものだそうです。それに対して、納得解は、縄文時代と弥生時代はどちらが幸せかというように、必ずしも正解がないものです。子どもたちに話し合いをさせる場合には、当然、納得解を求めた方がいいわけです。しかし、ともすると絶対解を求めて話し合いをさせてしまうことがあるように思います。  もう一つ印象に残ったのは、第3章の「貧困の現場から考える3つの解法」です。子どもの貧困ということが言われるようになりましたが、私自身は腑に落ちないものを感じていました。それを見事に解説してもらった気がします。それは、p.210「経済的に厳しいのならば、就学援助費の支給など、生活環境を整える救済方法はあります。でも、嗜好品などの〝モノ〟はあるのに、生きていくために大切な〝もの〟はない-これらのことを考えていくと、現代の貧困の一番の問題点は、「心の貧困」にあるのではないでしょうか。」この指摘には考えさせられました。  学級作りに絶対的な方法はないと私は思っています。担任一人一人にあった方法であるとか、そのクラスの子どもたちにあった方法が、無数にあるはずです。しかし、本質的な部分、これだけは大事にしなければいけないという核は、もしかしたらあるのかも知れません。そして、その答えがこの本に書かれているように感じました。  2学期が終わってホッとしている方が多いと思いますが、冬休みにこの本を読んで、3学期に備えてはいかがでしょうか。

Posted byブクログ