次の「震度7」はどこか! の商品レビュー
今年発生した熊本群発地震など、プレート理論では説明できない。 著者はそれに代わる熱移送理論を提唱する。 プレート理論がでてくる前、我が国で主流だった熱機関説に近いものだ。 火山活動と地震とが密接に関連しているというのは、直感的にもしっくり来る。 来年から再来年(2017-1...
今年発生した熊本群発地震など、プレート理論では説明できない。 著者はそれに代わる熱移送理論を提唱する。 プレート理論がでてくる前、我が国で主流だった熱機関説に近いものだ。 火山活動と地震とが密接に関連しているというのは、直感的にもしっくり来る。 来年から再来年(2017-18)にMJルート上にある伊豆・相模地域に震度7クラスの地震が来るとの予測が正しいのか、注目される。 著者の理論が正しければ、現在ではほぼ不可能と思われる地震予知への道が開ける可能性がある。 ただ図表と本文はうまく噛み合っていないなど、本書の説明がわかりやすいとは言えない。 最終章の地震対策も総花的で散漫な印象を受ける。
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