父が子に語る世界歴史 新装版(1) の商品レビュー
父から娘への、「早く本を読めたと言っても、字面だけを追っていないか?読むのに時間がかかっても、内容が良い本もある」というメッセージ、ぐっときました。
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独立機運の高まる「英領インド」で書かれた歴史の視点としてかなり面白かった。鬱屈としたヨーロッパへのコンプレックスとかが、いわゆる明治日本よりもストレートでかなり面白いし、好印象だった。
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ジャンヌ・ダルクに憧れた娘に書き綴る世界歴史の独自の再話には愛国心が満ちている「私が自由になろうと、インドが自由にならなければ何になろう」。文明の起源を「農業発明で定住するようになった」「必要な物、貴重な物を独占するものが権力を持つようになった」「インドは煩瑣なカースト制度により...
ジャンヌ・ダルクに憧れた娘に書き綴る世界歴史の独自の再話には愛国心が満ちている「私が自由になろうと、インドが自由にならなければ何になろう」。文明の起源を「農業発明で定住するようになった」「必要な物、貴重な物を独占するものが権力を持つようになった」「インドは煩瑣なカースト制度により停滞した」社会主義的な態度が感じられる。 8分冊の第1巻でインドはマウリヤ朝〜グプタ王朝(同名でチャンドラ・グプタ)。へのフン族の侵入(5C。約50年後撃退)まで。仏陀とその教説流布に敬意を払い「イスラム教については次巻」。インドは産業の先進国であったのに何故没落したのだろう?/ヨーロッパは(共和制から)ローマ帝国の勃興と、(キリスト教化による)世界国家の理念、東西分割、(なぜ滅びたのか問題提起)、ビザンティン帝国の繁栄、中世暗黒時代/支那は秦の始皇帝から唐まで。 朝鮮(19Cまで大陸の属国)と日本(侵略を撃退し続けた武威の国)は19世紀までを総括、『日本と朝鮮』で一章(1通信)を設け「朝鮮民族は独立を目指して闘っている」とあるのは間島パルチザンのことか。「日本人は粗暴で教養がない。中国人は温和で道徳的」は現在と逆だがネルーの経験ではそうなのか。
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