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ちいさな曲芸師バーナビー の商品レビュー

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2020/05/07

赤ちゃんの時に母を亡くし、彼に曲芸を教え一緒に曲芸をした父も10歳の時に亡くした少年バーナビーは、一人で曲芸をしながら旅をしていた。彼の芸は上手だったのでとても喜ばれたが、暖かい季節が過ぎ寒くなると、彼の芸を見る人たちはほとんどいなくなる。雪が降り始めた中、芸を始めた彼に帰る家が...

赤ちゃんの時に母を亡くし、彼に曲芸を教え一緒に曲芸をした父も10歳の時に亡くした少年バーナビーは、一人で曲芸をしながら旅をしていた。彼の芸は上手だったのでとても喜ばれたが、暖かい季節が過ぎ寒くなると、彼の芸を見る人たちはほとんどいなくなる。雪が降り始めた中、芸を始めた彼に帰る家がないことを知った修道士は、彼を修道院に連れ帰り、そこに住まわせたが、彼は自分にできることが何もないことを悲しみ、みじめな自分に陥るのだった。 曲芸しかできない少年が、聖母マリアとイエスに喜んでもらいたいとした行動と、それが神の世界と人間の世界とでどう受け取られたかを、温かい挿絵とともに描く物語。 フランスに何百年も前から伝わるクリスマスのおはなしを、コルデコット賞を2回受賞したバーバラ・クーニーが、伝説のもとになった写本を見、彼がさすらったとされるフランスを旅し、スケッチした力作。 すえもりブックス 2006年刊の再刊。

Posted byブクログ

2016/10/21

バーバラ・クーニー好き。優しい色で描かれていた。お父さんが死んでからひとりで曲芸をするバーナビーが、冬にひとりぼっちなところで口をひらいたら泣いてしまいそうになったところでワタシも泣きそうになりました。ぐっとくる素敵な絵本でした。

Posted byブクログ