てらさふ の商品レビュー
2021.10.24市立図書館 「いますぐ読みたい!10代のためのYAブックガイド150」で(柚木麻子『本屋さんのダイアナ』ともども)斎藤美奈子さんが推しているのを読み、気になって借りてみた。「本屋さんのダイアナ」をおもしろく読んだ高2次女が先に読み始めた。 タイトルは「照らす...
2021.10.24市立図書館 「いますぐ読みたい!10代のためのYAブックガイド150」で(柚木麻子『本屋さんのダイアナ』ともども)斎藤美奈子さんが推しているのを読み、気になって借りてみた。「本屋さんのダイアナ」をおもしろく読んだ高2次女が先に読み始めた。 タイトルは「照らす(みせびらかす、ひけらかす)」の古い表現から。 地方の中高生の女の子、タイプの違う二人(人目につくタイプと「そうじゃないほう」)で組んで売り出すといえば「あまちゃん」が思い浮かぶが、こちらの連載が2012年秋からで、「あまちゃん」の放映は2013年春からなので、偶然の一致か。 弥子が卵の黄身なら、ニコが白身という設定で、ウィキペディアに載るほどの有名人になることを夢見て、弥子が作戦を立て、ニコをプロデュースしていく。思いがけない出会いに導かれて意外と順調にことは運んでいくが、意図した変化と意図しない変化をへて、ささやかな居場所をみいだす一人と再起を心に期す一人となる。どちらの子の心情も生々しい。みんな自分が正しいし、その自分を守るための方便が必要なんだなと思った。無敵で多感な年頃の自意識がよく描き出されている作品。
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うーん。あまりにも現実感がない。 そして…気持ち悪い。 ごめんなさい。嫌悪感が半端なくて 強すぎる表現になってしまって。 それでも読み終えたのは 作者の筆運びから目が離せないという 一面があったことは否めません。 でもこんなことは現実であっては いけないと思います。
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【芥川賞受賞希望(史上最年少で)】北海道の小さな町で出会ったふたりの中学生は「ここではないどこか」に行くため、一緒にある「仕事」をして有名になることにした!
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