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転換期を生きるきみたちへ の商品レビュー

4.2

32件のお客様レビュー

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2018/05/18

『日本の反知性主義』の続編。うんうんうん、と頷きながら読んでました。そしてしみじみ、今は時代の転換期なんだなぁと思いました。

Posted byブクログ

2018/05/09

最高だった。 愛国心についての文章は何だか疑問に感じていたその言葉に対する、その違和感に対する明快な説明のような気がしておおーとなったことを覚えている。読んだのが大分前だから他はあまり覚えていないけれど全体的にすごく気に入ったということは覚えている。もう一度読みたい。

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2017/09/26

これはティーンが自分で読むにはちょい難しいけど、子どもと関わる大人は読んでおいた方がいい本……。 大人が知ってなきゃ、子どもは困るでしょ。 2017/09/26 更新

Posted byブクログ

2017/09/08

もうこういった言説にほとんど共感を感じなくなってしまったなー。「現状は危機的だ」「政府はこんなにあくどい」みたいなのって、「ほんとにそうなの?それを示す証拠は?」とまず思ってしまう。 まあ内田センセイの七色のロジックを楽しめるという点では面白い。

Posted byブクログ

2017/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これからを生きていく人へ贈るメッセージ。 日本の現状に危機感を抱いた内田樹が,中高生へとメッセージを送るために様々な人へ文章を書いてくれるよう依頼をした。統一感はあるような,ないような。しかし,皆,日本の現状に(というか,現政権に)危機感を覚えている人たちである。出版されたのは2016年7月なので,書かれたのはその少し前とすると,その後,イギリスEU離脱が国民投票で決まり,トランプ大統領が誕生し,また日本は重要法案を急いで通そうとしている。危機は加速しているのでは。 戦後の,戦後すぐの平和主義がそろそろ機能しなくなっている,そう感じる。軍隊を持たない,平和を守る国でありたい,でも,他国に攻められたらどうするの? 尊い理念は尊い。でも,現実は。もっと話し合いをしたいと思う。相手の理論を叩きつぶすのではなく,全否定するのでもなく,落とし所を探る。それには時間がかかるけど。

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2017/03/21

2016年夏は執筆活動に大忙しだったらしいウチダ先生が解き放つ憂国のオムニバス。『街場の憂国会議』『日本の反知性主義』に続く第三弾。中でも、岡田憲治の「空気」に関する一筆は必読。あるのにない、とはこういうことか。

Posted byブクログ

2017/02/28

中高生ではないが読んだ。 白井聡さんが書かれていたが、もう今の私たち大人はダメなので、若い人たちに頑張って欲しい。 この本をどれだけの中高生が読んでくれるのか、自分の中高時代を考えると疑問だが、私たちが読んで、若い人にできるだけ伝えるということはできるかも。

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2017/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2017年2冊目「転換期を生きるきみたちへ──中高生に伝えておきたいたいせつなこと」読了。 久しぶりの内田樹本。と、思いきや、内田氏が信頼できる書き手の方に声をかけて書いてもらった論集。いろんな考えが中高生に向けてわかりやすく書いてあったが、中高生よりも大人が楽しめると思う。というより、中高生って内田樹本読むの?(読んだ方が良いとは思いますし、私はとても好きです。正確には好きというより物事の捉え方の勉強になるという感じですが)。ということで、さすが内田樹のお友達。それぞれに捉え方があってとても勉強になりました。

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2017/01/14

今後の参考に。 「職に就くことは自己実現のためでも夢をかなえるためのものでもない。」 という一言には、なるほど。とちょっとカタルシスでした。

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2016/12/31

共感できる言説が多かったが、ただひとつ、岡田憲治氏の主張の1点だけがあまりにも勉強不足な内容であり、そのために(それを指摘できなかった編纂側の力不足を露呈したことになり)この本の信頼性を失わせているのが残念だ。 それは152〜3ページなどに書かれている。 ネット上の反放射能派に...

共感できる言説が多かったが、ただひとつ、岡田憲治氏の主張の1点だけがあまりにも勉強不足な内容であり、そのために(それを指摘できなかった編纂側の力不足を露呈したことになり)この本の信頼性を失わせているのが残念だ。 それは152〜3ページなどに書かれている。 ネット上の反放射能派には一般に信奉されている「福島で原発事故の放射線影響はあった!甲状腺がんが増えているじゃないか」の話は、甲状腺検査数と甲状腺がんの患者数、死亡者数の相関についての、たとえば韓国の事例を無視して進めるとおかしな結論が導かれることになる。そしてその事例を学べば、この話が正しくはない可能性が高いことに気づく。 それを知らずに(もしくは言及せずに)このように書くのは、悪い世論誘導の意図があるか、もしくは単なる無知の結果である。 そのような基本的なミスを見逃しているスタッフによってつくられたこの本は、信頼性が著しく劣ると判断しなければならない。つまり、「それっぽく見えるけれどウソかもしれない」主張が他にもまぎれている可能性を否定できない。 最初に書いた通り共感できる言説が多かった本だけに、残念でならない。

Posted byブクログ