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いちばん親切な西洋美術史 の商品レビュー

4.2

24件のお客様レビュー

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2021/10/15

ルネサンス以前の美術(メソポタミア文明、古代ギリシャ、ロマネスク、ゴシック〜)から、現代美術まで、その時代の美術の特徴を端的にまとめた一冊。 自分メモとしては、19世紀にイギリスで起こった「アーツアンドクラフツ運動」についても述べられていたところが良かった。 美術というよりは、...

ルネサンス以前の美術(メソポタミア文明、古代ギリシャ、ロマネスク、ゴシック〜)から、現代美術まで、その時代の美術の特徴を端的にまとめた一冊。 自分メモとしては、19世紀にイギリスで起こった「アーツアンドクラフツ運動」についても述べられていたところが良かった。 美術というよりは、デザインの分野になるけど、これは最近読んだ美術関連の本で取り上げているのはなかった。 結果的にコストの関係などで思ったよりは流行らなかったけど、商業デザインの一歩として大きい出来事だった。 モダンデザインの父と言われたウィリアム・モリスの功績は大きかったんだな、と思った。 あと、この前Bunkamuraの「ポーラ美術館コレクション展」で気になってたモーリス・ユトリロのことも記載されていたのが嬉しかった。 暗い絵なんだけど、ちょっと最近気になってる画家です。(2枚目。そのとき買ったポストカード) そして、この本は、最後に「現代美術が抱える問題」として問題提起しているところに私も共感した。 ネットなどの技術発達によって、大きな展覧会で発表するのと変わらない、もしくは上回るほどの規模で簡単にアートが発信できてしまっている状況であると言うこと。 今や誰もがすぐに発信できるし、確かにプロとアマの境界線もほとんどなくなってきている。 長年修行したカメラマンより、素人が手軽に撮ったインスタ写真が「いいね」と言われ、素人が撮ったYotube動画がバズる時代だもんね・・・。 これは、アートも、音楽も然り。 だけど、歴史ある西洋美術やクラシック音楽ファンとしては、新しいこともだけど、古くから伝わるものももっと知っていきたいと思っています。

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2021/07/30

宗教、思想、社会情勢、経済などの時代背景を知り、芸術家の思いを想像することで、絵画への理解がより深まった。 時代の流れに翻弄されつつも、表現の対象、表現の仕方を模索しながら芸術に向き合う芸術家 たちと、芸術家をとりまく人々。 今も昔もずっと、人々は様々な問題にぶつかる度に芸術に...

宗教、思想、社会情勢、経済などの時代背景を知り、芸術家の思いを想像することで、絵画への理解がより深まった。 時代の流れに翻弄されつつも、表現の対象、表現の仕方を模索しながら芸術に向き合う芸術家 たちと、芸術家をとりまく人々。 今も昔もずっと、人々は様々な問題にぶつかる度に芸術に頼ってきた。救われてきた。 今まで、現代美術がほとんど理解できなくて苦手だったけれど、社会問題や内省などという、見えないものを可視化する現代美術の概念を知り、苦手意識がなくなってきた様に感じる。 アートは細分化され、より深く追求される現在。アートはどこまでいくのだろう。この先どんな風に変化していくのだろう。 これからも人々に気づきや救いを与えるアート。 探究心を刺激された一冊だった。

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2021/06/16

分かりやすかった。 初心者向けの美術史、と言う感じなので、ざっくりとそれぞれの時代の特徴やどういう流れで新たな流派が生まれていったのか知るのに適しているのかな、と。 これを第一ステップに、それぞれの時代の画家の作品や技巧や絵の読み取り方を知りたい、となると、さらに興味が増えていっ...

分かりやすかった。 初心者向けの美術史、と言う感じなので、ざっくりとそれぞれの時代の特徴やどういう流れで新たな流派が生まれていったのか知るのに適しているのかな、と。 これを第一ステップに、それぞれの時代の画家の作品や技巧や絵の読み取り方を知りたい、となると、さらに興味が増えていって楽しそう。 次は、「絵を見る技術」を読んでみよう。

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2021/04/20

西洋美術の概略のような本。 初心者にもわかりやすく説明されている。 芸術の歴史的な流れもしっかりと記述され、宗教的な視点もあり、ひとつの視点で書かれていないところが良い。 建築や、彫刻のことも少しではあるが、載っている。

Posted byブクログ

2021/01/26

イタリア旅行行く前借りた 同じ題名でたくさんの作品があること 最後の審判、受胎告知、、 ミケランジェロ天才 もっと美術作品楽しめた

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2021/01/21

今まで興味をもたなかった美術史だったが、世界史を本格的に勉強する事で、学習する気に。 ちょうど良い文量とグラフィックで読みやすい。 繰り返し読んでいく事になりそう。

Posted byブクログ

2021/01/05

美術の学習に良い。 今まで全く知らないからこそ凄さが分からなかった作品をもう一度見に行ってみたくなった。 日本のアニメ、デフォルメはセザンヌの影響が大きいのかも?など考えながら読むとワクワクした。

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2020/07/06

非常に簡潔な西洋美術の入門書。200ページ程で西洋絵画史を概観出来る。各様式(印象派など)が見開き1ページにまとまっており、上3/4が写真とcaption で下1/4が文章。説明が短すぎると感じる人がいるのも納得だが、趣味で絵のことを知りたいという人が1冊目に読む本としてはコレく...

非常に簡潔な西洋美術の入門書。200ページ程で西洋絵画史を概観出来る。各様式(印象派など)が見開き1ページにまとまっており、上3/4が写真とcaption で下1/4が文章。説明が短すぎると感じる人がいるのも納得だが、趣味で絵のことを知りたいという人が1冊目に読む本としてはコレくらいで良いと思う。 この次に『【カラー版】西洋美術史(美術出版社)』や『【カラー版】20世紀の美術(美術出版社)』あたりを読むとスムーズに理解できる。 そのあとは、やや重いが『西洋美術の歴史(中央公論新社)』か、好きな年代や画家についての本を読むのが良いのではないだろうか。

Posted byブクログ

2020/07/13

読みにくいけど、読み応えある。 情報量が多いけど、肝心な事書いてないような、、絵画の裏にあるエピソードとか、時代背景とかもっと知りたかったな。入門って感じだ。

Posted byブクログ

2020/01/01

西洋美術が体系的に学べる一冊。 ただ、初めて西洋美術に触れる人にとっては、ただひたすら新しい言葉と名前が登場するので、読むのが少しつらい。 西洋美術にもともと関心がある人が頭の整理に読んだほうがいいかも。

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