福も来た の商品レビュー
「パンとスープと猫日和」シリーズ第二弾。 この作品を読みながら何か似ている作品があったと思っていたらNHKテレビの夜ドラ 「作りたい女と食べたい女」だった。 料理好きで気遣い細やかな「作りたい女」と隣りに住むハートは極繊細だけれどガテン系で食欲旺盛、無口で力持ちな頼もしい「食べた...
「パンとスープと猫日和」シリーズ第二弾。 この作品を読みながら何か似ている作品があったと思っていたらNHKテレビの夜ドラ 「作りたい女と食べたい女」だった。 料理好きで気遣い細やかな「作りたい女」と隣りに住むハートは極繊細だけれどガテン系で食欲旺盛、無口で力持ちな頼もしい「食べたい女」 この2人の愛情物語なのだが群ようこさんの本作品に流れる店主アキコとアルバイトのしまちゃんのお互いを多いやりそれぞれの足りないところを補い合う関係がまさにそれかなと感じました。 この第二弾では他界してしまった愛猫「たろ」への想いと、まるで入れ替わりのようにやってきた2匹の猫との生活でかなり紙面は埋まるのだけれど、それと並行してアキコの母の過去と自分の出自の秘密が明らかになっていき、もしかしたら知らなくても良かった事、あるいはやはり知るべきかもしれない事と向かい合い悩む事となる。
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手探りで始めたお店も固定客が訪れるようになり安定したかに見えたが、日によってはまったくお客さんが来なかったりと心揺れ不安になりながらも、前の喫茶店のママやしまちゃんに助けられながら何とか日々経営していくアキコ。愛猫たろちゃんの突然の死には私も呆然としてしまい、アキコの気持ちを思うといたたまれなかったが、ひょんなことからたろちゃん似の二匹の兄弟猫をお世話することになり、アキコが少し元気を取り戻してくれホッとした。こんな居心地良くて美味しいスープとサンドイッチのお店が近くにあったらいいな。
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しまちゃん、私も同感。 お節介だと思うよ(笑) 本人はそんなつもりなくて、アキコさんもよい方に考えてるけど、傍から見たら、余計なお世話だし、楽しんでる?ってね。 まぁ、しまちゃんがこう言えちゃうのは、アキコさんとよい距離感を保ってるからよね。 ん。しまちゃん、推し。
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シリーズの2巻。 1巻が良かったのですぐに読み終えました。 自分と同じ年頃の主人公の気持ちに同じ思いを寄せれるので分かる分かると思いながらあっという間に読み終えてしまいます。 主人公の思う日々の思いは同じ年頃の読者は特に共感出来るのではないかと思います。 自身の身体や心だけではな...
シリーズの2巻。 1巻が良かったのですぐに読み終えました。 自分と同じ年頃の主人公の気持ちに同じ思いを寄せれるので分かる分かると思いながらあっという間に読み終えてしまいます。 主人公の思う日々の思いは同じ年頃の読者は特に共感出来るのではないかと思います。 自身の身体や心だけではなく周りの人に環境も変わっていく日々に寂しさを感じたり、日常に感謝したり。 主人公が訪れるお寺の奥さんとの会話は清々しい気持にさせてくれます。 ちょっと迷ったり疲れている時におすすめ出来る本です。
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お兄さんの奥さんに2度も会えて良かった。頭の中のモヤモヤが風で流されてとか表現がいい。向かいのママさんの家にお邪魔してたんだね、人を見る目があるママさんに呼ばれるなんか成長だよ。あのイタリアレストランもいい感じ、島ちゃん連れて行くとかよっぽどだね、島ちゃんも片腕のかけがえのないパ...
お兄さんの奥さんに2度も会えて良かった。頭の中のモヤモヤが風で流されてとか表現がいい。向かいのママさんの家にお邪魔してたんだね、人を見る目があるママさんに呼ばれるなんか成長だよ。あのイタリアレストランもいい感じ、島ちゃん連れて行くとかよっぽどだね、島ちゃんも片腕のかけがえのないパートナーになっている。田中さんのお節介はキツいけど奥さんとの出会いに進展に結果出会いだね。先生も2回来てくれたけど自信がない時期で助かったのでは。島ちゃんと同じ匂いがするとか面白いしまた出て欲しいって野球チームに島ちゃん入ろうよ。
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あきこさんと、しまちゃんのスープ屋さん。日常のある意味なんでもない出来事。ねこちゃんとの触れ合いや、ママさんとの関わり。ゆったりした気持ちで読めるシリーズ。
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前作、アキコの暗い気持ちのまま進み私もふとした瞬間に亡くした。を想い出すきっかけに。距離を感じていたママさんとの関係が経営者として認め始めたのかなと感じます。表紙の通り猫たちの登場に今後の展開は明るくなるのかなと気持ちが落ち着きました。
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2021年39冊目。 突然のたろちゃんとの別れに涙が止まらない日々を過ごしていたアキコ。こんな思いをするなんてとてもじゃないけど生き物は飼えないなぁ…と思いながら読んでいると… ラストに『福も来た』のタイトル通りにほっこりあたたかい気持ちになった1冊。
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アキコさんはペットロスからなかなか立ち直れないようです。 アキコさんだけでなく、喫茶店のママや料理の先生など年齢による先行きの不安をみんな抱えている。全編通して停滞モードだったけど、最後に希望の光が見られてよかった。カボチャのスープも美味しそう。
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素材にこだわり、手間ひまをおしまない美味しいサンドイッチと滋味深いスープ。編集者を辞めた後、自分らしいお店を営んでいるアキコは、愛猫を失った悲しみを抱えつつも、温かな人々に助けられ、日々を丁寧に生きています…。 続きが楽しみです。
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