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誘惑最終便 の商品レビュー

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お色気CA達が織りなす『ときめきフライト』の後編

実際のことかどうかは知る由もないが、空の高嶺の花たるCA達の官能的な日常(?)を描いた雑誌連載から単行本化された『ときめきフライト』の後編。元より連作短編形式のため巻頭には前編に登場したヒロイン達の紹介文があるものの話としては唐突に始まる印象となる。ただし、これまた連作短編形式の...

実際のことかどうかは知る由もないが、空の高嶺の花たるCA達の官能的な日常(?)を描いた雑誌連載から単行本化された『ときめきフライト』の後編。元より連作短編形式のため巻頭には前編に登場したヒロイン達の紹介文があるものの話としては唐突に始まる印象となる。ただし、これまた連作短編形式の良さで前編を読んでいないと分からないということはなく、元よりエピソードを2つの単行本に分けた形と言える。欲を言えば表紙カバーに前編との統一感がほしかったところか。 そのヒロイン達の紹介文には前編から登場の【美咲・理子・清乃・やよい】に加えて【菜々美】というCAも記されている。本作の第一章と第五章でメインを務める新登場ヒロインは理子の同期CAで、玩具に責められながら始まる第一章の章題が既に破瓜も終えているのに「散らされた処女地」(つまり、お尻)だったり、とても変わった趣味と性癖を持つ紳士を相手にしたりと、彼氏がいながら他の男達と責められ責めの多彩な存在感を示しているのだが、かと言って肉食系とは程遠い可憐な振る舞いが無自覚なのか憎めないキャラになっている。 また、第二章では見られ願望のある夫婦(こちらも一見すると紳士淑女の2人)の閨を共にする事態に陥ったり第六章ではおやじギャグ満載な機長の意外な責め上手に翻弄されたりと理子が巻き込まれキャラで目立っている。これらに比べると美咲は前編と良く似たシチュエーションの第四章のみで、やよいに至ってはお役御免とばかりのチョイ役でしかなかったのは構成の都合もあるのだろうが少々残念だった。 基本的にCAから迫っていく、もしくは相手が迫るよう仕掛けていく官能描写は総じていやらしいが、複数のヒロインが並び立つと好みがどうしても出来てしまうために美咲ややよいといった年上好みだと前編ほどの興奮は得られないかもしれない。逆も然りにつき致し方ないところであろう。 前編に引き続き本作もまた単に1つのエピソードが終わっただけの感じで幕を引くのだが、元の雑誌掲載分でエピソードがまだ残っているようなら、タイトルには『最終便』とあるが、さらなる続きを期待したいところである。

DSK