まんがで知る教師の学び の商品レビュー
情報(SNSなど)の活用は、21世紀を生きる教員にも必要、というのが 耳が痛かった。 タイムマネジメント方や「教師は感情的で情熱的な存在であるべきだ」という言葉など、色々参考になった。
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職場にあり読破。 10年ほど前に出版された本ではあるが、「教師の学び」について書かれているということもあり、以前から気になっていた。 漫画ということで、すごく読みやすく、分かりやすく、共感した部分が多くあった。 学びの相似形、臨機応変に対応する力、忙しいは言い訳、まずは技術を得る(知る)こと…これまでの自身の経験の中で、大切だと感じていたことも言われており、この本を教師なりたての頃に読んでたら、今よりも教師として裏付けされた自信が持てていたかも…と思った。 特に印象に残った(強く共感した)のは下の3つ。 ①習う…身につける内容が先にある、学ぶ…身につける内容は自分次第。 ②状況を変えたいなら、他者よりも自分を変える方が容易である。 ③仕事の充実があってこそ生活が充実する。 2.3巻も読む!
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タイトル通り、教師の学びについて描いた漫画です。 漫画ですが、中身は非常に濃い。 教師自身が謙虚に学び続ける存在としてあることの重要性が説かれています。 教師は児童生徒に教える存在であると同時に、教師自身が主体的に学ぶ存在でなければならない。それが生徒にも刺激となり良い影響を...
タイトル通り、教師の学びについて描いた漫画です。 漫画ですが、中身は非常に濃い。 教師自身が謙虚に学び続ける存在としてあることの重要性が説かれています。 教師は児童生徒に教える存在であると同時に、教師自身が主体的に学ぶ存在でなければならない。それが生徒にも刺激となり良い影響を与えることになる、と締めくくられています。 立場や考えが異なる教員同士が敵対するのではなく「対話」を通じて、学び合っていこうと進んでいくストーリーも良かったです。 タイムマネジメントの大切さにも触れているのが良かったです。 教員・学校が学ぶ対象は、学校外のビジネスの場からも取り入れるのがいいのでしょう。 コラムにおすすめのビジネス書が載っており、どれもビジネス書界隈では古典的必読の一冊なので、そこから手に取ってみるのもいいかもしれません。
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教師として成長していくための考え方がわかる本。そして、教育の様々な理論の概要が分かるので、どんな本を読めば良いか分からない若手の先生に薦めたい。 感想 ①そもそも思考で考える 学びって何?学ぶと習うの違いは?学び合うってどういうこと?教師が何気なく使っている教育用語について、自...
教師として成長していくための考え方がわかる本。そして、教育の様々な理論の概要が分かるので、どんな本を読めば良いか分からない若手の先生に薦めたい。 感想 ①そもそも思考で考える 学びって何?学ぶと習うの違いは?学び合うってどういうこと?教師が何気なく使っている教育用語について、自分で調べ自分なりの定義をもつことが重要。これがなかなかできていない。指導案や教育論文を作成するときにも重要な視点。何より、普段の授業でそもそも思考を意識していないと、ねらいが焦点化しない気がする。そうすると学びが深まらず、知識の伝達のみにとどまる授業になるかも。これがこの本の一番の収穫。当たり前だと思われることこそ大事にすべき。 ②リフレクション 教師として成長していくために必要なこと。子どもの姿、事実から学ぶ。リフレクションを通して、事実を抽象化していくことができる。また、リフレクションを充実させるには、授業準備が欠かせない。ここが、自分の甘いところ。 他にも学ぶことがたくさんあった。何回読んでも新たな発見がある。悩んだら、ここに振り返ろうと思う。
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教師のやりがい、わかんなくって(笑) とりあえず読んでみた。 筆者の思いが伝わってくる、教師の仕事も悪くないとも思う。 いろんな参考文献を読んでみよう思うきっかけになったのがよかった。 たしかに、紹介されている本、非常によいです!
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読みやすく、モチベーションが上がります。 わりと当たり前というか、驚きがある訳では無いけど、 その当たり前をほとんどの人が出来ていない。 定期的に読んで、己を律するのがいいかも。
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まんがで知る教師の学び これからの学校教育を担うために。前田康裕先生の著書。尊敬され価値のある教師、教育者であり続けるためには謙虚に学び続ける姿勢が不可欠。教師や教育者は日々の忙しさに忙殺されて謙虚さや学ぶ姿勢を忘れがち。教師、教育者が謙虚に学び続けると同時に、保護者を含めた周囲...
まんがで知る教師の学び これからの学校教育を担うために。前田康裕先生の著書。尊敬され価値のある教師、教育者であり続けるためには謙虚に学び続ける姿勢が不可欠。教師や教育者は日々の忙しさに忙殺されて謙虚さや学ぶ姿勢を忘れがち。教師、教育者が謙虚に学び続けると同時に、保護者を含めた周囲の人間もそういった教師や教育者たちの努力をサポートしてあげなくてはならないのかも。
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この本は、漫画によってリアルな教師の成長する姿が描かれており、とても分かりやくて面白かった。内容に深みがあるため、新任の教師だけでなく、全ての教師が読める作品になっていると思う。 特に印象に残ったキーワードは「教師のレジリエンス」だ。レジリエンスについて、作者の前田康裕さんは...
この本は、漫画によってリアルな教師の成長する姿が描かれており、とても分かりやくて面白かった。内容に深みがあるため、新任の教師だけでなく、全ての教師が読める作品になっていると思う。 特に印象に残ったキーワードは「教師のレジリエンス」だ。レジリエンスについて、作者の前田康裕さんは「困難を跳ね返すだけの力を身につけながら成長していく力」と訳されていた。 ノッチンガム大学教授のクリストファー・デーは「よき教師は、単に問題なく機能している機械ではない。教師は生徒とつながる感情的で情熱的な存在であり、喜びや創造性、挑戦心や楽しみをもってその仕事や授業を行う存在である」と述べられています。この本を読んで出会った言葉です。 「教師としての成長とは何か」この本から教えて頂きました。
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2018年「まんがで知る教師の学び」読了。 SNSで流れていたので気になって図書館に請求した一冊。開いてみると、まんがのタッチが日本の歴史風で、「え?」と一瞬思ったが、内容はとても濃くて、とても分かりやすい。教員なら誰もが経験することが凝縮して整理されている。教員としての生き方の指針になるし、紹介されている書籍も一通り読んでみようと思えた。 (以下抜粋) ●「学ぶ」とは「何かに気づき、自分が変わること」 ●知識やスキルを一通り身につけた後、それ以上は伸びなくなるキャリアプラトーとよばれる時期だ。キャリアプラトーを抜け出し、中堅者になるためには壁を乗り越えなくてはならない。 ●ドナルド・ショーンは、その著書「省察的実践とは何か」の中で「技術的合理主義」の限界を指摘しました。「問題を解決するために、定められた手段を選ぶ」ということばかりを強調すると、「問題の設定」そのものが無視されてしまうというわけです。 ●実践知とはその人が実践から導き出した理論 ●教師の資質能力6層 A勤務校での問題解決と課題達成の技能 B教科指導・生徒指導の知識・技術 C学級・学校マネジメントの知識・技術 D子ども・保護者・同僚との対人関係力 E授業観・子ども観・教育観の錬磨 F教職自己成長に向けた探求心 ●どのような授業を「良い授業」として捉えるのかという授業観が問われるということです。良い授業を数多く参観することは必要なのですが、目に見える指導技術だけを獲得して学んだつもりになってしまう危険性もあります。 ●ドラッガーは成果を上げるための時間管理の基準として、時間を「記録する」「整理する」「まとめる」といつ3つのプロセスを主張した ●対話による相互作用によって、より自分の考えが変化したり、深まったりするということです?漠然としていた自分の意見を話してみることによって、考えがより明らかになるということがあります。 ●「実践知」を研究者によって検証された理論である「学問知」とうまく突き合わせることで大きな力となります。 ●協働による学びを成立させるには、協働でしか解決できないような高い課題設定や既存の知識や技能を活用させる場の設定、子どもたちへの「学ぶ意識」の持たせ方などが必要になってくるのです。 ●21世紀型能力 ・基礎力 言語スキル 数量スキル 情報スキル ・思考力 問題解決・発見力・創造力 論理的・批判的思考力 メタ認知・適応的学習力 ・実践力 自律的活動力 人間関係形成力 社会参画力 持続可能な未来づくりへの責任 ●こうした資質や能力を教師自らが高めることができなくて、どうして子どもたちの資質や能力を高めることができましょう。 ●教師が単に知識や技能を教える存在であるのならばインターネットの動画と何ら変わらない。変化を嫌い、毎年同じような授業をやっている教師と、新しい授業に挑戦し、自分に変化を起こす教師とでは、たとえ失敗したとしても、失敗を乗り越えていく姿を見せることが、子どもたちに良い影響を与える。教師は感情的で情熱的な存在であるべきだ。自らを成長させることで子どもたちを勇気づけ希望や努力をもたらすことができる存在だ。 ●知識基盤社会は、ストレスを感じやすい社会でもあります。なぜならば、社会の変化に応じて自分の知識や技能を常に更新させることが求められるからです。また、…新しいことへの挑戦も強いられます。挑戦すれば失敗も生じます。…近年注目されているのがレジリエンスという概念です…「困難を跳ね返すだけの力をつけながら成長していく力」と捉えたほうがいいでしょう。私自信にも、同僚から批判されたり、保護者から叱責を受けたりした「つらい経験」が少なからずあります。振り返ってみれば、それが成長のきっかけになっていることが多いと感じます。レジリエンスを高めるには、自分に起こり得る様々な「つらい経験」を、自らを成長させるための試練なのだと考える自己効力感に関する強い信念が必要なのです。 ●子どもたちの成長は、それを受け持つ教師のモチベーションに大きく影響を受けるはずです。子どもたちが魅力を感じる教師とは、挑戦するエネルギーが伝わってくる人物なのではないでしょうか。
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Amazonから届き開封後、あっという間に読み終えた。最近積読状態の本に囲まれていた私には、感動の時間だ。普段はこうした「漫画で〜」という類の”わかりやすく翻訳”されたかのようなビジネス書はあまり好きではなかったが、この本は全く違う。マンガ家ではなく、現役教師が描かれた漫画が何よ...
Amazonから届き開封後、あっという間に読み終えた。最近積読状態の本に囲まれていた私には、感動の時間だ。普段はこうした「漫画で〜」という類の”わかりやすく翻訳”されたかのようなビジネス書はあまり好きではなかったが、この本は全く違う。マンガ家ではなく、現役教師が描かれた漫画が何よりもリアリティを持って語りかけてくる。イラストや挿絵ではない現実がそこにはある。 学びとは「何かに気づき自分が変わること」。私もレジリエンスを高め、自分を変えていきたいと思う。
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