津軽双花 の商品レビュー
表題作は結構よかったと思う。 久しぶりの歴史物。結構楽しく読めた。 なぜだかわからないけど、人の一生を凝縮して読んだ気がして、読み終わった後泣いてしまった。 そんな感動的でもないのに。 あと20年経って、もう一度読みたい。
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戦国時代の歴史モノ4編。表題作以外は「決戦!」シリーズにて既読。表題作は、弘前藩2代藩主・津軽信枚(のぶひら)に嫁した二人の姫、満天(まて)姫(徳川家康の姪であり養女)と辰姫(石田三成の娘、高台院の養女)との「女人の関ヶ原」を描いた作品。正室の座を奪い奪われた間柄の二人が、津軽家の川中島への転封を協力して阻止するところが読みどころ。
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石田三成公の娘辰姫が高台院の養女となり津軽藩主に嫁いで子孫をなしていたという史実が小説で読めて嬉しいです。
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津軽藩2代藩主の津軽信枚に嫁いだ、 石田三成の娘で、高台院/ねねの養女・辰姫と、 徳川家康の養女・満天姫の、二人の姫を描いた、 中編の表題作と、 アンソロジー「決戦!」シリーズに収録された、 短編3編からなる作品集です。 収録作は、時系列に遡って収録されていますが、 短編から、...
津軽藩2代藩主の津軽信枚に嫁いだ、 石田三成の娘で、高台院/ねねの養女・辰姫と、 徳川家康の養女・満天姫の、二人の姫を描いた、 中編の表題作と、 アンソロジー「決戦!」シリーズに収録された、 短編3編からなる作品集です。 収録作は、時系列に遡って収録されていますが、 短編から、時系列通りに読み進めて頂ければ、 表題作の面白さが、より引き立つと思います。 二人の室によるドロっとした愛憎劇とはせずに、 二人の室のプライドと覚悟を、純に描いた点は、 好感が持てましたが…、 特に、満天姫の人物設定を、特異としたために、 後半は、史実との辻褄合わせが強引だった点は、 ちと違和感も感じられて、勿体なかったかも…。 葉室さんにしては、深みが足りなぃ感じですが、 その分、複雑な境遇の二人の姫の愛憎と敬愛を、 嫌味なく、穏やか?に、読むことができました。
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