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血と霧(2) の商品レビュー

4.2

21件のお客様レビュー

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2024/10/07

壮大な映画を見終わったかのような読後感だった。世界観がすごいのはもちろん、キャラクター個々の個性にいつの間にか愛着が湧き、無名の英雄の最後には涙がでた。深い愛と革命の話。ずっと映像を見ているような感覚のある本だった。

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2024/09/29

読了。80点。 血と霧上下巻の下巻。 全編通しでの第5話のロイスとグローリアの出会いから始まる話は凄く好きな話でした。 やはり内面描写が主で話が進むものが好みなのか。 また最後で色々と展開が動く。読み終わった際の読後感は綺麗にまとまって良かったというもの。それは確かにそう思い...

読了。80点。 血と霧上下巻の下巻。 全編通しでの第5話のロイスとグローリアの出会いから始まる話は凄く好きな話でした。 やはり内面描写が主で話が進むものが好みなのか。 また最後で色々と展開が動く。読み終わった際の読後感は綺麗にまとまって良かったというもの。それは確かにそう思いました。 とはいえ、一晩寝てから考えるとこの世界がどうやって今まで成り立っていたのかやシルヴィア女王の強硬な姿勢の背景など描き切って欲しかったとは思います。

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2024/09/23

誰が、ギィが何者なのか教えて。。。 もう少しこの世界線見ていたかった。みんな散ってもまた再開できるような終わりの余韻でしたね。 ルークもヴィンもティルダも、そしてロイスも強く美しい矜持を持ったキャラクターでした。それが良かったです。 後半戦はルークの成長、ロイスとグローリアの...

誰が、ギィが何者なのか教えて。。。 もう少しこの世界線見ていたかった。みんな散ってもまた再開できるような終わりの余韻でしたね。 ルークもヴィンもティルダも、そしてロイスも強く美しい矜持を持ったキャラクターでした。それが良かったです。 後半戦はルークの成長、ロイスとグローリアの過去、そして結末まで一気読みでした。 2024.9.23 150

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2024/06/04

第四話の段階では、正直皆なんでその境遇でそんな甘っちょろい考え方でいられるんだよ!とイライラした。けど、物語は甘くて優しいから美しいのかもしれない……。 幾人かの、名を残さぬ英雄たちに敬意を。 ところで、まだ掘り下げる余地はありそうなんだけれど続編が書かれることがあったりはしない...

第四話の段階では、正直皆なんでその境遇でそんな甘っちょろい考え方でいられるんだよ!とイライラした。けど、物語は甘くて優しいから美しいのかもしれない……。 幾人かの、名を残さぬ英雄たちに敬意を。 ところで、まだ掘り下げる余地はありそうなんだけれど続編が書かれることがあったりはしないのだろうか。

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2024/05/22

王子、国様々なものが抱えることが浮き彫りになって行く中で女王の絶対悪である感じが強まっていった。そして主人公の娘に関しても、息子同然に感じていた王子に関しても救いが無さすぎて辛かった。 国のこととかを考えた全体を見るとハッピーエンドに向かう兆しが舞える結末だったけど、子供の多大な...

王子、国様々なものが抱えることが浮き彫りになって行く中で女王の絶対悪である感じが強まっていった。そして主人公の娘に関しても、息子同然に感じていた王子に関しても救いが無さすぎて辛かった。 国のこととかを考えた全体を見るとハッピーエンドに向かう兆しが舞える結末だったけど、子供の多大な覚悟の上での犠牲の上でなされたのが辛すぎた。彼らも幸せになる道があって欲しかった

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2023/10/17

一生大切にしたいと思える、間違いなく私にとって宝物の作品になりました。表紙の綺麗な絵に惹かれたのがきっかけですが、この本を手に取った本当に良かった...!同著者の他の作品も読みたいと思います。

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2023/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こんなに心揺さぶられる物語は久しぶりに読んだ。読み終わったテンションで感想を描いているので読みにくい文章、文章になっていないところがあるかもしれない。出来ることならば続きが読みたい。 ギィの霧笛で、ロイス、ルーク、ヴィンセント、ティルダそして、ミリアムが一緒に暮らし、ルークの夢が実現することを私は想像していた(望んでいた)が、そんなことはなかった。 ルークの血実を握りしめ霧笛に向かうシーンが印象的でした。 ユイア・ノイアの行いは許すことができないが、私がもし彼女であったならば、同じ行動をとってしまうかもしれない。それだけ彼女はアドリア姫を慕っていた。

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2020/07/02

ねぇ、どうして。どうしてなの。 守らせてよ。 何のために大人がいるの。 君を守れなくてこの先どうやって生きていけばいい。 我儘でいいのに。 受け止めるために大人になったのに。 霧が深くて、あまりに深くて周りが見えない。 でもどこかに光があるから。 必ずあるから。手探りで生きてい...

ねぇ、どうして。どうしてなの。 守らせてよ。 何のために大人がいるの。 君を守れなくてこの先どうやって生きていけばいい。 我儘でいいのに。 受け止めるために大人になったのに。 霧が深くて、あまりに深くて周りが見えない。 でもどこかに光があるから。 必ずあるから。手探りで生きていく。

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2018/10/08

14:悲しい、というよりは痛くて痛くて重かった。子どもたちが、幼いながらに自分たちの選ぶべき道を選び為すべきことを為す、そうせねばならないと追い込んだ多くのものと、生きることを諦めなかった登場人物たちの意志が尊くていとおしい。めっちゃ良かった……!

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2018/03/04

「血」がすべてを決める世界で生きる人たち かなり作り込んだ世界観で大変好みでした。 ラストまで容赦ない展開でとてもよかった。

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