シンガポールを知るための65章 第4版 の商品レビュー
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特殊な政体の国家シンガポール。選挙のない完全な独裁でもなければ、共産主義体制でもなく、もちろん王政でもない。指導部は、シンガポールのような小さな国家では、西欧式の民主主義をいきなり植え付けては周辺国の経済・軍事的脅威に立ち向かうことはできないと考え、民主制のスタイルを形だけ保ちながら、権威主義的な事実上の一党独裁体制(ただし野党は存在!)を敷いているようだ。もちろん、本書ではその正当化の裏の姿(市民の暮らしぶりや、野党活動の妨害など)についても克明に提示している。近くて遠い国家シンガポールの姿が、少しだけ見えてきた。
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シンガポール行きの予習。旅行ガイド的な、もっと平易な本を予想していたら、意外にも重厚な専門書だった。深く掘り下げるためには、ここから更に踏み込んだ研究が必要なんだろうけど、旅行で行く分には、この内容で必要十分だと思われる。国家面積が東京23区と同じくらいってことだけど、広さだけじ...
シンガポール行きの予習。旅行ガイド的な、もっと平易な本を予想していたら、意外にも重厚な専門書だった。深く掘り下げるためには、ここから更に踏み込んだ研究が必要なんだろうけど、旅行で行く分には、この内容で必要十分だと思われる。国家面積が東京23区と同じくらいってことだけど、広さだけじゃなく、政治や文化も含めて、結構似通った部分があると思えた。カジノなんてその最たるものかも。
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シンガポールについて解説をした本だが、それぞれの章は独立しているので、どこからでも読むことができるというメリットもあるが、逆にあまり全体的につながったストーリーもない。個人的にはこのような構成の本はあまり好きではない。内容もどちらかというと現代社会の統計的なところが多くて、歴史...
シンガポールについて解説をした本だが、それぞれの章は独立しているので、どこからでも読むことができるというメリットもあるが、逆にあまり全体的につながったストーリーもない。個人的にはこのような構成の本はあまり好きではない。内容もどちらかというと現代社会の統計的なところが多くて、歴史的なところとか、現在のシンガポールの日常生活についてはあまりイメージが付きにくかった。
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