先生と親のためのLGBTガイド の商品レビュー
LGBTの本の中でも、割とバランスが取れている印象。勉強になる。 あと、自分が割と勉強したことを使って手を差し伸べられる側にいるので、こういう観点あった方がいいよなとか、理解しやすい。
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https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL= SB00498497
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先生と親のためのLGBTガイド:もしあなたがカミングアウトされたなら。遠藤まめた先生の著書。今も昔もLGBTの子供たちはたくさんいるけれど、従来以上に先生と親がLGBTへの理解を深めなくてはいけない時代が来ています。先生と親のためのLGBT啓発書としてとてもわかりやすい良書です。
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『子どもたちと接する大人の方々に、LGBTなど「性の多様性」を知ってもらう入門書』とはじめにで書いてあるように、LGBTに関する疑問などが短い項目に分けて書かれているので、読みやすいです。 「LGBTの人はまわりにいないと思うのですが?」に対して、「いないのではなく見えないだけ」...
『子どもたちと接する大人の方々に、LGBTなど「性の多様性」を知ってもらう入門書』とはじめにで書いてあるように、LGBTに関する疑問などが短い項目に分けて書かれているので、読みやすいです。 「LGBTの人はまわりにいないと思うのですが?」に対して、「いないのではなく見えないだけ」という言葉がずしっときます。自分がLGBTであることを周りに知られてしまったら、どうなるか?それを思うと言えるわけがない。ゆえに見えない。 当事者の声「将来どんな家族をつくりたいかを考える授業があった。私には付き合っている彼女がいて、高校を卒業したら、2人でルームシェアしたいと思っている。でも、先生は「海外には同性同士で結婚できる国もあるらしいけど、この中にはいないよな〜」と冗談を飛ばしてて、すごくムカついた」 この声に出てくる先生のように、「自分の周りにはいない」前提で話をし、なおかつ冗談めかしたりからかいの対象としたりしていることはごく普通にあるのだと思う。 そういうことがなくなるように、自分に何ができるのか? 「性のあり方は一人ひとりグラデーションのように異なるのに、LGBTの存在だけが注目され、あれこれ「要因」を分析されています。この非対称性にこそ、LGBTを「わけあり」とみなす社会の現状が反映されているように思えます」 私も子どものころはランニングに短パンにショートヘアで、男子と間違われるような感じだったし、スカートよりもズボンだったし、できることなら男子に生まれてきたかったと思っていたから、このグラデーションという言葉はLGBTだけじゃなくて、それ以外の人たちにも当てはまることなんだと思う。 その人が、その人らしく生きられる、そういう社会になるといいなぁと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルの通り、大人が子供(中高生)からLGBTをカミングアウトされたらどんな対応と取ればいいか、また、基本的なLGBTの知識も、LGBTへの法律など幅広く書かれている本です。 私が最初にLGBTについて知ったのは(BL漫画除く)おそらく大学生の頃でしょう。FTMの人の写真とインタビュー記事の載った本でした。(タイトルを忘れてしまいました。) 古い記憶では、戦隊ヒーローものが好きな子供だったことと、初潮の時に「ああ、女決定だ…」と絶望感を味わった事でしょうか。 あと、中学生の頃交換日記をしていた友人に「高校生になったら演劇部に入る!」宣言をして、「とうぶなら、ジュリエットもできるよ!頑張って!!」と返事が来て、「やりたいのはジュリエットじゃないんだよな。ロミオなんだよな。」と思った事を話せなかったことでしょうか。 現在は好きな髪形、好きな服を着て生活しています。その事についてはこの本にも書かれていて、「誰の許可を取る必要もありません」 今後の人生も、自分の着たい服を着て、一緒にいたい人(友人、家族含む)と一緒の時間を過ごすようにしたいと思います。
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タイトルは『先生と親のためのLGBTガイド』だが、自分はゲイの当事者。想定された読者層ではないが、読んでみた。 全体がQ&A形式になっていて、読みやすい。著者がトランスジェンダーの当事者なので、トランスジェンダーに絡む内容が多いかなと思った。 読んでいると、自分が中学...
タイトルは『先生と親のためのLGBTガイド』だが、自分はゲイの当事者。想定された読者層ではないが、読んでみた。 全体がQ&A形式になっていて、読みやすい。著者がトランスジェンダーの当事者なので、トランスジェンダーに絡む内容が多いかなと思った。 読んでいると、自分が中学・高校時代にも授業の内容に絡めて何か"大事なこと"を教えてくれる先生がいたことを思い出す。高校のときの女の先生が、自分にはレズビアンの友達がいて、その人を尊敬しているというような話をしてくれた。LGBTと言われる人がいるという話を直接人から聞いたのはそれが初めてだったかもしれない。その時は深く考えなかったが、そういった肯定的な話を聞けたのは自分にとって大きなことだったように思う。 他にも、中学の英語の先生はこれは大事なことだからぜひ覚えておいて欲しいと言って、「HIV」や「AIDS」という単語を教えてくれた。何の略語で、日本語ではなんというのか、どんな問題があるのかをざっと説明してくれた。 自分が中学・高校の頃は、LGBTという言葉は一般的ではなかったし、そういった存在自体が今ほど表に出ていなかったと思う。何となく、世の中変わっていっているんだなと思う。 本の内容で印象に残ったものがある。「キャスによるアイデンティティの形成段階モデル」というのが紹介されていた。自身が同性愛者かもしれないと気付いてから受け入れるまでの過程を「混乱」、「比較」、「寛容化」、「受容」、「誇り」、「統合」という6つの段階に分けてモデル化している。自分はこのモデルの最終段階に達することができていると感じる。また、あの頃はこのモデルに当てはめるとこれに当たるな、とか何がきっかけで考えが変わったんだろうとか色々と考えてしまった。
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京都外国語大学の教員を名乗る初老の外国人にナンパされてはや15年。「よくわかんない」とか「自分は関係ない」ってのはよくないよと思って読んでみた。
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「教師や子どもと接する大人に知ってほしいLGBTに関する知識や対応、子どもの悩みをQ&A方式で紹介」するガイド本。「LGBT」は聞いたことあるけど、詳しくはちょっと、な大人もサッと概観できる一冊。まだまだ身近ではないと思われる「LGBT」、それはカミングアウトできるような...
「教師や子どもと接する大人に知ってほしいLGBTに関する知識や対応、子どもの悩みをQ&A方式で紹介」するガイド本。「LGBT」は聞いたことあるけど、詳しくはちょっと、な大人もサッと概観できる一冊。まだまだ身近ではないと思われる「LGBT」、それはカミングアウトできるような周りのオトナの理解や言動がないからで、副題の「もしあなたがカミングアウトされたなら」の意味するところは大きい。PTAと教員へ届けたい!
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