いつか終わる曲 の商品レビュー
楽曲の音色は奏でられた途端に消えゆくものであるし、始まりがあれば終わりがあるもので終わりがあれば始まりがあるはず。その意味で最後の一編だけはちょっと趣が異なる。ほかはどれも、悲しいほどのすれ違いを感じずにはいられない。人それぞれに受け取り方やこれまでの来し方が違うのだから、当然と...
楽曲の音色は奏でられた途端に消えゆくものであるし、始まりがあれば終わりがあるもので終わりがあれば始まりがあるはず。その意味で最後の一編だけはちょっと趣が異なる。ほかはどれも、悲しいほどのすれ違いを感じずにはいられない。人それぞれに受け取り方やこれまでの来し方が違うのだから、当然と言えば当然なんだけど、なんか切ない。
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加藤千恵は大好きで、取り上げられている楽曲も好きな曲ばかりだったので迷わず手にしました。 けど、なんだろう。これまでのような震えるような共感がない。物語の主人公は中高生から30前半までの女性。恋愛に対する悩みが多め。 なんというか、たぶん、自分の年齢や状況が変わって、ふっと共感...
加藤千恵は大好きで、取り上げられている楽曲も好きな曲ばかりだったので迷わず手にしました。 けど、なんだろう。これまでのような震えるような共感がない。物語の主人公は中高生から30前半までの女性。恋愛に対する悩みが多め。 なんというか、たぶん、自分の年齢や状況が変わって、ふっと共感できる境を過ぎてしまったんだろうな、という感じ。 以前から感じていたのは、自分がネガティブだったり鬱々としているときに共感しやすい作家さんだな、ということ。
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それぞれの物語が、それぞれの楽曲の歌詞とうまくマッチしてる感じが良かった。 知らない曲も幾つかあったので、曲を聞いてからまた読み直すと二度楽しめる。
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この人の文は朝井リョウちっくで、とても素敵だし好き。久しぶりに文がどタイプな人みつけたんだ~、きれいなの。多分加藤千恵に出会ったのはこの本きっかけでした。
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JPOPの曲が出てくる短編集。 曲を聞いた時に自分への応援や誰かを想う気持ちを表していたり、過去を懐かしく思う気持ちを思い起こさせてくれる。青春の輝きやその時からは想像できない大人になった今振りかえるとずいぶん遠くまできたと感じるけど、今を生きていることの強さも感じる。 私が思い...
JPOPの曲が出てくる短編集。 曲を聞いた時に自分への応援や誰かを想う気持ちを表していたり、過去を懐かしく思う気持ちを思い起こさせてくれる。青春の輝きやその時からは想像できない大人になった今振りかえるとずいぶん遠くまできたと感じるけど、今を生きていることの強さも感じる。 私が思い出を振り替える時の曲が何かを考えてみるのもおもしろい。
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J-POPを聞かない人には厳しい 曲に共感出来ないし、その曲をベースにしたショートストーリーにもついていけない。 選択ミス
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知らない曲が多くてちょびちょび聴いてみたけれど、そこに自分の思い出がない分、登場人物たちのように心を揺さぶられることはなかった。 私にとってはあの曲かなと考えながら読むのが楽しかった。
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取り上げるのはこっちの歌詞じゃない…! ともどかしい気持ちになること多数。思い入れのある曲ほど複雑な読み応え。10代で読んでたらまた違う印象だったかな? 大人の登場人物が出てくる話のほうが比較的共感できた。目次だけ見るとmiwaがなんか浮いてる。
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小山田さんとの対談があるので買ってしまいました。 ありそうでなかった、音楽がベースに流れる短編集。 題材を聴きながら読むと、いろんな思いが溢れてきます。
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友人が亡くなったエピソードはきた……。 同じ経験があるから。 だけど、思い浮かぶ曲は、亡き友人がカラオケで歌っていた『北斗の拳』のオープニングテーマ。 しんみりしたいのに笑えてしまった。
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