昭和の親が教えてくれたこと の商品レビュー

森まゆみ(著者)

2020/04/04

作家は東京駒込動坂の生まれ育ち。
子供のころから親や周囲の人たちから聞かされた言葉、そして現在の著者自身の社会や生活に関する見方を2，3ページずつのエッセイにまとめ、7分野に分けて掲載。

筆者は自分より4つ年上だし、名古屋育ちの自分とは暮らした場所も全く異なるが、聞かされてきた言葉や社会に対する見方は、実に共通点が多く、うなづけて、読んでいて心地よい。ここまで書くかというほど正直に自分のことを書いていることも、その一因だろう。

いい映画や小説のように、ずっと読み続けていたい気になった。

刊行は2016年だが、今日、世界中にコロナ感染が広がって、社会が変わろうとする中、古いけど、いや、古くからあったこれらの考え方に立ち返りたいものだと思う。

2017/03/13

森まゆみさんの著書「昭和の親が教えてくれたこと」には、裸にならざるを得ない厳しい時代を経験した世代（人々）の、根本的で普遍的な、こころざしやこころがけがたくさんつまっています。迷う要素がウヨウヨと芋づる式にあるように思えることこそ現代の罠かもしれません。この本に、あるべきようを学び、また救われ、背中を押してもらえそうです。

2016/09/08

◆きっかけ
図書館の新刊棚に置いてあって、タイトルを見て読みたくなって。
◆感想
今の自分には響かず、ざっと飛ばし読み。2016/9/8