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字を書く女 の商品レビュー

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2021/10/23

面白い。 書の歴史が記憶に残る。 書家について、ただ事実を知るだけではわからない、人となりを知るためのエピソードがあって、人間としての魅力が伝わる。

Posted byブクログ

2021/05/01

女を磨くという文言は嫌ですが(こういう言い回し、世の中からなくならないものだろうか)、本の内容はとても面白かったです。書道の歴史についてわかりやすく記載されています。酒井さんのユーモア溢れて素直な文章にも引き込まれます。 書道が自分の内側をリアルにアウトプットしたものであることが...

女を磨くという文言は嫌ですが(こういう言い回し、世の中からなくならないものだろうか)、本の内容はとても面白かったです。書道の歴史についてわかりやすく記載されています。酒井さんのユーモア溢れて素直な文章にも引き込まれます。 書道が自分の内側をリアルにアウトプットしたものであることが理解できます。 書道を再開したいしたいと思いながら何年も経ちました。今年こそは再開したい。。陶淵明の詩を書きたい!

Posted byブクログ

2021/01/31

常々字のヘタさ加減にはコンプレックスがあるので、文字通り四十の手習いで書でもやってみようかと思うのだが、なかなか自学自習では上達しない。下手くそ同士で慰めあおうと思って酒井順子の書道入門エッセイを手にとったのだが、しかし、この著者、第一回の大唐三蔵聖教序からして筆使いがすでに素人...

常々字のヘタさ加減にはコンプレックスがあるので、文字通り四十の手習いで書でもやってみようかと思うのだが、なかなか自学自習では上達しない。下手くそ同士で慰めあおうと思って酒井順子の書道入門エッセイを手にとったのだが、しかし、この著者、第一回の大唐三蔵聖教序からして筆使いがすでに素人のそれではない。よくよく読めば著者は小学生のころからお習字を習っていて、成人してからもたびたび書道教室に通っていて、これは「再々入門」だというではないか。言われてみれば、いくらなんでもズブの素人に大東文化大学(文学部に書道学科というものがある!)教授の指導を受けさせるほど書道専門誌『墨』編集部もバカであるはずはないのであった…。

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2016/09/29

酒井さんらしい読みやすいエッセイ。 酒井さんが、書道を習うという設定なのだが、それ以外にも書道の背景や奥深さを伝えてくれる一冊。 私も書道を習いたくなった。

Posted byブクログ

2016/08/21

タイトルどおり、酒井さんの、字にまつわるエッセイと、第二部は実際に書道を習うという内容で、おもしろかった。とくに第二部。書道って、お手本に、中国の著名で偉大な書家の書を使うわけだけど、その書家や書の内容について、書道の先生の話をかみくだいて伝えてくれる説明が上手でおもしろおかしく...

タイトルどおり、酒井さんの、字にまつわるエッセイと、第二部は実際に書道を習うという内容で、おもしろかった。とくに第二部。書道って、お手本に、中国の著名で偉大な書家の書を使うわけだけど、その書家や書の内容について、書道の先生の話をかみくだいて伝えてくれる説明が上手でおもしろおかしく、その書家がなんだか身近に感じられたり。藤原行成はモテ系、だとか。さすが「枕草子リミックス」を書いた人。 そんな書道が楽しそうでちょっと習ってみたい気もしてきたり。影響されやすいので、美文字が書けるようになるとかいう練習ノートみたいのを買ってみた(笑)。わたしも字を書くのは好き。下手だけど。 酒井さんが対談で言っていた、書道が好きは文章を書くのが好きと同じで、自分のなかにあるものを出したいというところからきている、っていうのはなんかわかるような気がした。

Posted byブクログ