大人の極意 の商品レビュー
いつも行っている図書館の新着図書の棚で目に付いたので手に取ってみました。 村松友視さんお得意のエッセイ集です。テーマは、歳を重ねた“大人”の魅力ですが、その中身は村松さんの多彩で豊かな交遊録でもあります。
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1940年生まれ村松友視さんの「大人の極意」2016.7発行、とても楽しく読み終えましたw。2010.6刊行の「大人の達人」を改稿・再編集したものだそうです。著者が惚れこんでる人のエピソードを紹介しながら、大人の極意をわかりやすく表しています。「電光石火の絆」では幸田文さんが登場します。灰皿の上のマッチ箱、季節にふさわしい千代紙が貼ってあるんだそうです。著者はおみやげでもらって帰ってたと。ある日、糊が乾いてないときが~。「急に来るからさ・・・」と照れたように言った文さんがとても可愛かったそうです(^-^) 金沢、松江、京都などの「和風の街」を訪れる楽しみの一つに、「見事なお辞儀を見物する」というのがある。丁寧過ぎず重すぎず、雑過ぎず軽すぎない、これぞ絶景という趣の、自然なお辞儀を目にすると、日本に生まれて良かったと思う。 村松友視「大人の極意」、2016.7発行、再読。 群さんのしぃちゃんは22歳、村松さんのアブサンは21歳で大往生。人が何かに集中している所には熱が生じ、そのそばにいるだけで心地よいことをネコは知っている。
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村松友視「大人の極意」読了。前から気になっていたもの。吉行淳之介、幸田文、片岡千恵蔵から松井秀喜らまで。無頼もいれば、紳士もいる。彼らに「大人」を感じたシーンを、ひょいと切り出してカウンターに出された心持ちとでも言いましょうか。なぜか、昔あった文春主催の文士劇を思い出した。
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