そうだ、星を売ろう の商品レビュー
阿智村の星ビジネスをもとに経営に関する理論を解説している。 ジョンコッターの変革を推進する8段会プロセス。 危機意識を高める、変革推進のための連携チームを築く、ビジョンと戦略を生み出す、従業員の自発を促す、短期的成果を実現する、成果を活かしてさらなる変革を推進する、新しい方法を企...
阿智村の星ビジネスをもとに経営に関する理論を解説している。 ジョンコッターの変革を推進する8段会プロセス。 危機意識を高める、変革推進のための連携チームを築く、ビジョンと戦略を生み出す、従業員の自発を促す、短期的成果を実現する、成果を活かしてさらなる変革を推進する、新しい方法を企業文化に定着させる。 新しいことを試す。失敗が大きな問題にならないようにする。失敗を認める。
Posted by
物語の舞台は長野県阿智村。衰退の一途をたどる温泉郷の立て直しと、地域の活性化を図るため、ヒト・カネ・モノのないゼロの状況から、プロジェクトを立ち上げ、幾多の困難を乗り越えながら、新しいビジネスモデルを確立するまでのプロセスが描かれています。実話をもとに様々なビジネス理論を交えた物...
物語の舞台は長野県阿智村。衰退の一途をたどる温泉郷の立て直しと、地域の活性化を図るため、ヒト・カネ・モノのないゼロの状況から、プロジェクトを立ち上げ、幾多の困難を乗り越えながら、新しいビジネスモデルを確立するまでのプロセスが描かれています。実話をもとに様々なビジネス理論を交えた物語として書かれていますが、そうすることで話が伝わりやすく、印象に残るというメリットを考慮してのことでしょう。しかしその反面、文学としての完成度を問われるという難しさもあります。デメリットの部分はさて置くとして、たいへん面白い内容でした。阿智村や〝スタービレッジ阿智〟のホームページを見ながら読むと、より臨場感を味わうことができます。ゼロから何かを生み出すことの難しさと面白さ、それよりも何よりも、このお話が実話であるといことに感動を覚えました。あたりまえのことですが、考える力と行動力、その両方が大事なのですネ。 本書が出版されて、阿智村を訪れる人がまた増えることでしょう。だって、自分も訪ねてみたくなりましたから。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
Posted by
阿智村の取組を通じて、地域活性化のヒントが随所に見られる本。例えば以下の点は、分野を問わず勉強になる。 ・既にあるもの(強み)に着目し、その強みを必要とするターゲット(顧客)を設定し、有効な商品を設計すること ・市場拡大期には同業者との協業も有効 ・反対する(=リスクを取りたくな...
阿智村の取組を通じて、地域活性化のヒントが随所に見られる本。例えば以下の点は、分野を問わず勉強になる。 ・既にあるもの(強み)に着目し、その強みを必要とするターゲット(顧客)を設定し、有効な商品を設計すること ・市場拡大期には同業者との協業も有効 ・反対する(=リスクを取りたくない)人々を巻き込む(=味方にする)ためには、彼らにも利益が落ちる仕組みを作ること ・大規模な変革推進のために踏むべき段階(危機意識を高め、ビジョンと戦略を浸透させ、短期的成果を実現し、常に変革し続ける)を踏む ・やりたいからやる(モチベーション3.0)、はアイデアを生み出す仕事に効果を発揮する ・小さく始めて、顧客の反応を見ながら育てていく(リーンスタートアップ) ・補助金は投資の原資として使われるべき いずれにしても、この本を読むと、阿智村に行ってみたくなる。
Posted by
前作、前々作と素敵な女性がイノベーターとして活躍しましたが、今回は夢を語る男の子が主人公、巻末に紹介されている経営戦略理論を織り込みながらも熱い情熱を持った主人公が顧客を感動させるとの強い思いが全編を貫く、まさに胸熱な一冊でした。
Posted by
- 1
- 2