IT技術者の長寿と健康のために の商品レビュー
タイトルと序文がまじめで、むつかしい本かな?と思わせるのだが、本文はユーモアを交えていて読みやすい。最初のむつかしそうハードルで損しているような気が。 かつて不遇なIT技術者だったわけなのだけれども、その働き方を思うと、確かに不健康である。 この本はIT業界あるあるを読ま...
タイトルと序文がまじめで、むつかしい本かな?と思わせるのだが、本文はユーモアを交えていて読みやすい。最初のむつかしそうハードルで損しているような気が。 かつて不遇なIT技術者だったわけなのだけれども、その働き方を思うと、確かに不健康である。 この本はIT業界あるあるを読ませつつ、いかに健康で過ごすか、について語られる。ただ……上の人自らが不健康だったり、成果ではなく勤務時間を貴ぶ風潮がなくならない限りは、IT技術者の技術面以外の環境は良くならないよなぁと。 そして、IT技術者のみならず、どの業界でもそれは言えるよな……ってなる。 ただ、結局のところ……IT技術者は自尊心を失うような仕事であるところがある。特に下請けに関してはどうしようもない。 この本で救われるのは、大手企業の自社の社員のIT技術者なのだと思う。 理不尽な要求を向けられ、自尊心を失った疲弊したIT技術者は、自分のために何かをする余力ってあるんだろうか。少なくとも私にはむつかしかった。 ひがみでしかないけれど、己を守ること、権利を主張するほうが先なのかもしれないなぁと思う。
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図書館から借りて読みました。 学術的な人が書いた本ですが、なるべく難しくないようにという気配りは感じます。 昨今話題の「この多重下請け構造を中心とした問題」を、どう解決できるか、というのは今後の業界の試練だと思います。
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