「私」という夢から覚めて、わたしを生きる の商品レビュー
不遜ではあるが「平凡な人物の平凡な悟りだな」との印象を受けた。そう思った瞬間に悟りは私の近くに引き寄せられていた。そこに中野の誠実な人柄と丁寧な文章の真骨頂があるのだろう。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2023/01/10/13415...
不遜ではあるが「平凡な人物の平凡な悟りだな」との印象を受けた。そう思った瞬間に悟りは私の近くに引き寄せられていた。そこに中野の誠実な人柄と丁寧な文章の真骨頂があるのだろう。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2023/01/10/134150
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「夢から覚めるということ自体もその夢の一部だった、」という一節が印象的。所謂自己啓発やスピリチュアリズムについての本なのですが、詩的な文章で取っ付き易く押し付けがましい事を強いるような宗教感がなく良い本だと思いました。
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非二元(ノンデュアリティ)の本ですが、特徴的なのがこの著者は非二元者ではなく非二元に近づいている途中であるという点。 そういう意味では意識変化のプロセスがリアルでわかりやすいです。 「『私』はいない」「行為はあっても行為する人はいない」という言葉は、一歩間違えると人生そのもの...
非二元(ノンデュアリティ)の本ですが、特徴的なのがこの著者は非二元者ではなく非二元に近づいている途中であるという点。 そういう意味では意識変化のプロセスがリアルでわかりやすいです。 「『私』はいない」「行為はあっても行為する人はいない」という言葉は、一歩間違えると人生そのものを投げ捨てるような諦めに近いニヒリズムにおちいりやすいがそうではないことを明確に述べている。 悟りのプロセスのなかでひどい腰痛になり「身体」そのものに意識が向くまでに何十年もかかっています。 心に目を向けるほどに身体から離れていく人って結構多い気がします。 「私」という個から離れる為にはむしろ身体としっかりと向き合うことが一番大事な事なんじゃないかなと私は思っています。 色々と考えさせられたり気づかされる内容が多くて読み応えがありました。 面白かったです。
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