青藍の峠 の商品レビュー

犬飼六岐(著者)

2021/04/24

すっごい面白い訳じゃないんだけど、低空飛行のわまま最後まで止められずに読んだ。
「愛国とは、この国の成し遂げたことに健全なるほこりを抱くこと。決して無批判に自国を称揚することや、他国を抽象することではない。」覚えておきたい言葉。

2017/03/04

緒方洪庵の暗殺という密命を果たすために河内の村を出て、適塾に潜り込んだ弥吉であったが、洪庵の人柄に触れることにより人の命の大切さに気づいていく。
洪庵の死後、京の政変により天皇の大和行幸は中止となり、挙兵の大義名分を失った天誅組は暴徒として幕府の追討を受けることになる。河内村の尊王攘夷派の仲間を助けるために奈良に向かう弥吉であったが・・・