マリー・キュリー の商品レビュー

横馬場リョウ,吉祥瑞枝,蛭海隆志

2024/06/04

「新しい元素ラジウムの発見と放射能の研究により二度のノーベル賞受賞に輝く女性科学者マリー。19世紀末〜20世紀初頭、人類の幸せのために、と科学の分野を進み続けた元祖理系女子の生涯を描く一冊。」

☆このシリーズは、本文以外にもこんなことが載っている：
・人物相関図と関係地図（その人物がどこで生まれ、どこの国でどう活躍したのかがわかるマップ）
・本文最後に人物クローズアップ。写真や人物に関するより詳しい資料が載っている。
・その人物が生きた時代とはどういう時代だったのかを解説
・その時代に活躍した著名な人物を紹介
・主人公に造詣の深い人が監修が行っている。人物とその時代について正確な知識が得られる。
・人物についてのクイズも。答えは本文を読めばわかる！
☆総ルビ。ひらがな、カタカナが読めれば読む事ができる
☆キラキラしすぎていない自然な絵柄で、なおかつ現代の子ども達に親しみやすいキレイな絵だと私は感じた。
☆様々なエピソードが丁寧に描かれているので、大人も読んでいて「へぇー！」となった。読んでいて楽しい伝記。

2022/09/18

子供に借りて読みました
偉人と言われる人たちは、小さい時から自分から興味を持って勉強する姿勢と、知ることが好きな人が多く、子供にも見習って欲しいと思います

2020/08/14

ピエールとマリーがけっこんしたところが1番すきだった。ピエールはやさしいし、2人がなかがいいのがいいなと思った。ラジウムを発見したところがすごい。見つけるのがむずかしいのに、けんきゅうをつづけた。ロシアのやくにんが、学校でポーランドのことを教えていないか見にきたところがこわかった。ひどい。（小3）

2018/02/26

[墨田区図書館]

最近よく借りてくる「世界の伝記NEXT」シリーズのキュリー夫人。本当にこのシリーズは、可愛らしい、少女漫画風の絵で、女児が好きそう！
今回の本で私も初めて知ったのは、「プチット・キュリー」の存在と、改めて認識したのはキュリーの祖国、ポーランドの分割支配下における制限のこと。以前も家庭教師中に近所の子にポーランド語を教えたりするのは(何かと混同しているのでなければ)読んだ気がするけれど、ロシアによるポーランド占領下におけるポーランドの民族迫害などは意識した記憶がないので、その点が新たな学びかな。

そして、エジソンの場合はベル、キュリーの時代には放射線単位の名称ともなっているベクレル、がいたのは知っていたけれど、戦場下においてX線撮影車で人命救助に役立った「プチット・キュリー」の礎ともなったX線発見者のレントゲン、アインシュタインやエジソンなどもが同時代というのは全く意識していなかったし、なんとなくアインシュタインはもっと昔の人、エジソンはもう少し近代の人という感じがしていて、不思議な感じがした。でも確かに、考えてみれば白熱電球よりも放射線物質などの方がより近代文明に関する発明なんだし、エジソンの方がキュリーよりも20歳年上なのは、当たり前なのか。