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自然が答えを持っている の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2022/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 タイトルから自然の素晴らしに関する本かと思い読みました。大村智「自然が答えを持っている」、2016.7発行。紫綬褒章やノーベル賞を受賞された方のノーベル賞受賞講演でした。さっと一読しました。絵画や陶芸の芸術、歴史、科学、文明などに関するとても高尚な話でした。

Posted byブクログ

2017/04/02

講演録のような本で、活字も大きいのでとても読みやすく、あっと言う間に読み終えてしまった印象です。 大村先生のお人柄と、研究対象・美術品・故郷(山梨県韮崎市)への強い思いが随所に伝わってくるような文面です。 「感動する心、すなわち情緒こそは、人が生きていく上で何より大切なもの」(p...

講演録のような本で、活字も大きいのでとても読みやすく、あっと言う間に読み終えてしまった印象です。 大村先生のお人柄と、研究対象・美術品・故郷(山梨県韮崎市)への強い思いが随所に伝わってくるような文面です。 「感動する心、すなわち情緒こそは、人が生きていく上で何より大切なもの」(p.160) の一文が印象に残りました。 付箋は8枚付きました。

Posted byブクログ

2017/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 50年以上に及ぶ私の研究手法は、茶の湯の大切な要素である「一期一会」という考えの影響を受けてきた。茶の湯は日本文化の中で、尊重の精神を非常に大切にする。そして、ある瞬間の出来事は二度と起きないと考える。チャンスが現れたらそれをつかむことが大切だ。私は同時にすべての仲間、そして微生物に対する深い敬意を持っている。こうした感覚はすべての優れた科学研究と発見の基礎となるべきものだ。(p.6)  それは「創造する」ということです。(科学と美術の共通点)  例えば、科学者にしても実験の技術がなかったり、知識がない人にまったく新しい発見なんかできるわけありません。美術でも同じ。感性がいくら優れていても、思うことが深くても、表現する技術が伴わなければ、ダメです。逆も然り。様々なものが磨かれ、一体になって初めて、本当の自分の絵なり、彫刻なりができる。それこそがオリジナルの、新しい発見なのです。両者に共通するこの発見こそが、つまり「創造する」ということなのです。(p.109)  一方で、作品を観る、論文を読む、という受ける側の立場からみても、やはり共通点があります。まず、そういうものに対するレセプターというか、感じる心がなければ、いくら観ても読んでも何の感動ももたらされない。そして、感じる心の素質、素養というのも、本物を見る、良いものを見る、一流の人間の創造性に触れ、話を聞く……そうしたことを通して磨かれていくものなのです。(pp.109-110)

Posted byブクログ

2016/12/06

ノーベル賞を受けた方ですが、 研究や技術はすごいと思いますが、 人間的(心or感情など)にも立派な人だと感じた。 あらためて 素晴らしい方と思いました。

Posted byブクログ