村上春樹とイラストレーター の商品レビュー
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コンパクトで贅沢な本。 村上春樹歴代のおなじみイラストレーター達(佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸)のカラーイラストがふんだんに載っている。 4人に共通しているのは、都会的でシンプルでどこか飄々としているところ。 村上春樹の文体にも似ている。
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村上ワールドを支え、寄り添ってきた4人のイラストレーターたち。イラストレーションという視点で村上作品を読み解く面白い試み。文章あるいは作品の添え物としてしか見てなかったイラストレーションにも背景となる物語があり、それぞれのイラストレーター独自の手法や解釈があることに気付かされる。村上ワールドをより豊潤たらしめている奥深きイラストレーションの世界を堪能。企画展で原画を見てみたかったな。
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図書館より拝借。イラストが載っている本だから、もっと大きい本を想像していたのですが、意外にもとってもコンパクトでびっくり。逆にぎゅっとつまってて、手のひらで愛着がもてます。村上氏の作品をイラストを含めて読み直したくなったのと、とりあえず、本書内にて知った安西水丸・和田誠『NO I...
図書館より拝借。イラストが載っている本だから、もっと大きい本を想像していたのですが、意外にもとってもコンパクトでびっくり。逆にぎゅっとつまってて、手のひらで愛着がもてます。村上氏の作品をイラストを含めて読み直したくなったのと、とりあえず、本書内にて知った安西水丸・和田誠『NO IDEA』(金の星社)を図書館で予約してみました。楽しみ。
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村上春樹の作品と、その印象的なイラストを描いた佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸、その画作と作品集となっている。画から作品を問う、そんな不思議なコンセプトだ。 何と言っても、風の歌を聴けだ。佐々木マキが男性ということも実は始めてしったのだけど、非常に印象的で、忘れられない表...
村上春樹の作品と、その印象的なイラストを描いた佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸、その画作と作品集となっている。画から作品を問う、そんな不思議なコンセプトだ。 何と言っても、風の歌を聴けだ。佐々木マキが男性ということも実は始めてしったのだけど、非常に印象的で、忘れられない表紙。青くさい感性と、海、そしてバー。かっこいい男になりたいな。スタイルを持って生きたいな。そんな風に思った作品だ。大学生の深夜、風の生暖かさを感じて帰る道すがら、この作品がどれだけの人をかっこよくしてきたことか。 大橋歩は村上ラヂオの作品。ひとつひとつの村上春樹の軽いエッセイに、余韻のある銅版画。不思議とすっと入ってくるような、そんな作品。村上春樹の世界観とはまた別の、とても軽くてシュールな絵だなと思っていたら、エッセイの軽さ、肩に力が入っていない感じとぴたりと合う。そんな気がしたのも数年前のことだろうか、十年前くらいだったかな。 安西水丸さん。やっぱり子供の描いた落書きのようで、ほっこり。2014年に他界されたと知った。良いもの、暖かいものを届けていかれた人なんだな。
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