進化する戦国史 の商品レビュー

渡邊大門(著者)

2020/10/03

最近のマイブームは、忠臣織田信長が手掛ける
幕府復活への軌跡と悲しみの片思い（義昭）だ

もう一つが
関ヶ原の合戦が何故天下分け目に戦いになるの
結局、豊臣家内紛が家康が後に天下を取ったが
為に、若気の至りであれ暗黒歴史であれ粉飾を
した事による歴史の粉飾決算じゃないですか！

いまや2016年の著作が古く感じるほど歴史の
見直し作業が進む時代、幅広い研究を一般人向
けに多くの著作で知らしめてくれる渡邊大門先
生の渾身の著作を一読されてはいかが(´･ω･｀)

2016/06/22

進化する戦国史ということで、
第１部　修正を迫られる織田信長像
　第１章　信長は本当に「革新的」人物だったのか！？
　第２章　史実の信長に近づくための基礎知識
　第３章　「信長公記」と素顔の信長

第２部　西国の雄・毛利氏はなぜ生き残れたのか？
　第１章　毛利家臣団の“最強伝説”を検証する
　第２章　毛利氏はいかに中国地方を制覇したのか！？
　第３章　厳島合戦の真相ーー大内氏滅亡の理由とは
　第４章　備中高松城攻防戦の真相ーー「中国大返し」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　の舞台裏

第３部　書き換えられる関ヶ原合戦の実像
　第１章　誤解に満ちた合戦の経緯を検証する
　第２章　黒田長政の恐るべき生き残り戦略
　第３章　西軍の頭目・毛利輝基の大誤算とは
　第４章　敗者の行方と徳川の全国支配

第４部　史実の「大阪の陣」はどこまで解明されている
　　　　のか？
　第１章　豊臣秀頼は「権力」を完全に失っていたのか
　第２章　豊臣方に味方した多士済々の武将たち
　第３章　信頼できる史料からみた真田信繁の実像
　第４章　戦国の世に“異彩”をＨなった真田信伊とは？
　第５章　後藤又兵衛は、黒田家の裏切り者だったの
　　　　　か？

この本を通じて、著者の歴史と対峙する姿勢は、第一次史料を第一義的にきちんと読みべきであり、第二次史料については、補足的に読むべきだとしている。
我々一般読者は、歴史小説、テレビドラマで見て感じた歴史観がまずある。
今回のような本が出て、第一次史料にての新説（真説？）に接することが、楽しみである。
いずれにしても、歴史を０（ゼロ）から見る視点が楽しいのである（笑）。