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受難 の商品レビュー

2.7

12件のお客様レビュー

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2020/09/15

76この作家には時代考証のしっかりした時代物が合うね。このようなSF的な主題に歴史考証を混ぜても本質がぼやけるような気がする。大作やけど残念でした。

Posted byブクログ

2017/11/23

再生医療で生き還る設定が乗り切れない  完全なSF小説なら乗れるんだけどなぁ。アルジャーノンのようなそうでないような。韓国のフェリー事件が下敷きらしいのだが、イマイチに感じた。

Posted byブクログ

2017/01/22

帯にiPS細胞が触れられてたが、再生医療が主題ではなかった。2014年4月16日、韓国客船セウォル(世越)号沈没事件を題材にしたフィクション。生きる価値、人間の欺瞞と対峙する倫理感に敬虔な気持ちになった。2017.1.22

Posted byブクログ

2016/11/02

半島との関係に心を砕く作者ならではの作品。 かの国で発生した未曾有の海難事故に対する作者なりの鎮魂だと思うが、筆が走り過ぎて深みに欠ける。

Posted byブクログ

2016/10/19

韓国のセウォル号の沈没事故がモチーフとなっており、そこに乗っていた親子。遺体となって見つかったが冷凍保存された。再生医療により皮膚などを3Dプリンターで作成し、脳や臓器を移して生き返っているのが凄い(笑) 最終的には、祖父と思っていた人は父であり、沈没船のオーナーである事がわかり...

韓国のセウォル号の沈没事故がモチーフとなっており、そこに乗っていた親子。遺体となって見つかったが冷凍保存された。再生医療により皮膚などを3Dプリンターで作成し、脳や臓器を移して生き返っているのが凄い(笑) 最終的には、祖父と思っていた人は父であり、沈没船のオーナーである事がわかり、娘が自殺に追い込み、本人も自殺してしまう。

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2016/09/23

この著者のファンで、手に取ってみる。韓国のセウォル号の事件がモチーフとなっている。 事件の内容の多くが一致していて、ノンフィクションか?と思ったが、そうではなく残念。死亡後冷凍保存されていた、女学生を再生医療で蘇生される。彼女が主人公となり、セウォル号の事件の真相に迫っていく話。...

この著者のファンで、手に取ってみる。韓国のセウォル号の事件がモチーフとなっている。 事件の内容の多くが一致していて、ノンフィクションか?と思ったが、そうではなく残念。死亡後冷凍保存されていた、女学生を再生医療で蘇生される。彼女が主人公となり、セウォル号の事件の真相に迫っていく話。 セウォル号、再生医療と話題性の高いテーマを取り上げてはいるが、それだで、所々、なぜこのシーンが必要なのかと首を傾げる所多く、それでも最後はと思って読むが、ラストも全ての話が結ばれていない感があり、物語の切り貼り感を感じる。私が好きだった著者の「韓国、日本の歴史の重みと思い」という良いところは見受けられず残念。 【済州島 四・三事件を調べてみた】 1945年、北と南に分断されてしまった、韓国。反対する人達が、 済州島で反乱、警官と武力衝突を起こす。完全に鎮圧された1957年までには8万人の島民が殺害されたとも推測される。ハルラ山は 済州島にある山。

Posted byブクログ

2016/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

韓国企業が日本企業に出資。死んだ孫娘の死体を冷凍保存。3DプリンターでiPS細胞を付着させよみがえった春花。記憶が徐々に蘇る。自分が死んだのは沈没したフェリー。 祖父だと思っていたのは父。母は父の愛人だった。 父は偽名だった。フェリー会社を配下に収める企業体を起こした。賄賂により倒産寸前の会社を復活させた。 事実を告げると父は飛び降り自殺。 春花の皮膚が皺によう老化が激しい。入退院を繰り返す。 自分がよみがえったが、船に同乗していた高校生が大勢死んだ。発見された遺体は老婆の姿。検死結果で内臓は問題なし 研究者は遺体を修復し保存。 済州島の四・三事件。日本軍が隠した弾薬を使い内戦が激化 高校姓の彼女の記憶は事故がおきる直前に戻る。

Posted byブクログ

2016/09/04

そもそも危ない船やん? なんで乗ったん? (乗せたん?) 蘇生なりともかく、レプリカを望む肉親ていうのが、イマイチ。姿形さえ同じやったらええのか。DNAさえ同じやったらええのか。 それにしても、洪部長は本当に出来る子。見事。

Posted byブクログ

2016/08/25

帚木さんのファンなんですが、微妙でした。 ちょっと苦手な近未来小説。 また、あまり興味のない、詳細な記述の韓国史。 わたし的にはちょっと期待外れだったかなぁ。

Posted byブクログ

2016/08/18

アイピーエス細胞による再生治療、セマウル号転覆事件、 精神科医であり作家である著者の事件を取り扱ったフィクション、 再生治療の内容についてはちょっと無理があるような気がするが、物語としてはよくできている。 セマウル号の事件についての記述については、やや不十分な気がするが、こ...

アイピーエス細胞による再生治療、セマウル号転覆事件、 精神科医であり作家である著者の事件を取り扱ったフィクション、 再生治療の内容についてはちょっと無理があるような気がするが、物語としてはよくできている。 セマウル号の事件についての記述については、やや不十分な気がするが、これ以上は書けないのかもしれない。 米軍とのことも、潜水艦との衝突、少しは触れているが物語としてはこの程度かもしれない。

Posted byブクログ