死の虫 の商品レビュー
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ツツガ虫怖い。現代でもかかってる人いるな。感染してしまうかもしれないのに研究続けてくれた人に感謝だ。 佐渡までいけって掛け声ひでー。昔ってそうだよな。
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同作者の『死の貝』を読んだ流れで、こちらも読んでみました。 江戸時代あたりから記録され、明治に本格的な研究が始まり、100年以上にわたる研究が続けられた点で、日本住血吸虫症と被りますが、こちらは治療法はありますが、撲滅はされていません。 病原を確定して治療法を確率するまで、医師達...
同作者の『死の貝』を読んだ流れで、こちらも読んでみました。 江戸時代あたりから記録され、明治に本格的な研究が始まり、100年以上にわたる研究が続けられた点で、日本住血吸虫症と被りますが、こちらは治療法はありますが、撲滅はされていません。 病原を確定して治療法を確率するまで、医師達のライバル関係あり、医者一族の代を重ねた献身あり、事実が小説をこえているノンフィクションです。
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すごい調査量で執筆されていると感じた。すごい専門的なことを分かり易く、丁寧に説明されている。また、作者の思いもすごく伝わってくる。ただし、専門過ぎて頭に入ってこない所も多い。
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謎の病だったツツガムシ病の原因を解き明かす、明治時代から現代にわたる研究史。 日本に特有だったツツガムシ病の謎を解き明かす研究は明治時代に日本で始まり、親子何代にも渡って研究を受け継ぎ、太平洋戦争などを経て世界にも知れる病となり、ノーベル賞をとるような各国の研究を経て解明されていく。壮大。感染による殉職もあり、学名命名論争もあり、最後には分子生物学も登場して、科学の発展の歴史も垣間見える。おもしろい。
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図書館で借りた本。聖徳太子が遣隋使に持たせた国書の一文に、つつがなきや…の文字がある。推古の時代から病気の意味で使っていたツツガ。秋田・山形・新潟で夏限定で赤い虫にさされ高熱を出して死ぬ病が一部農村で起きていた。その名はツツガムシ。明治時代〜平成までのツツガムシ病についてを徹底し...
図書館で借りた本。聖徳太子が遣隋使に持たせた国書の一文に、つつがなきや…の文字がある。推古の時代から病気の意味で使っていたツツガ。秋田・山形・新潟で夏限定で赤い虫にさされ高熱を出して死ぬ病が一部農村で起きていた。その名はツツガムシ。明治時代〜平成までのツツガムシ病についてを徹底したリサーチでレポを読んでる感じだが、研究者達の人間模様やプライド、当時の日本の様子など固苦しく無く読めたし、明治時代の北里柴三郎も登場する。ツツガムシの発生範囲の広さ、感染による研究者の死を乗り越え解明していく様は頼もしさを感じた。
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