「暗黒・中国」からの脱出 の商品レビュー
面白かった。 今の中国政府が反体制派と見做した人間にどのような行動をとるのかがよくわかる。そして何より彼がさすらう中国全土のそれぞれの土地の様子もとても面白い。 ミャンマー軍閥割拠地域やメコン川沿いの黄金三角地帯、チベットから雲南の冬の山越えなど、旅行記としての価値も高くて最高。
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公民運動を行って当局から迫害されタイに亡命することになった顔伯鈞のルポ こちらの常識からするととんでもない人権侵害が行われているのだが、思ったほどめちゃくちゃではないと思った。線引きはものすごく低いところにあるがそれなりの法の抑制が効いている印象。 山塞携帯の時も思ったが中国人は...
公民運動を行って当局から迫害されタイに亡命することになった顔伯鈞のルポ こちらの常識からするととんでもない人権侵害が行われているのだが、思ったほどめちゃくちゃではないと思った。線引きはものすごく低いところにあるがそれなりの法の抑制が効いている印象。 山塞携帯の時も思ったが中国人は水滸伝が好き。これは一度読まなければいけない。
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”公民運動”を指導したために当局からマークされ、妻子と別れて中国全土を逃亡し、タイに亡命した元大学教員の手記。電話やメールを傍受して国を挙げて追いかけてくるってオーウェルのビッグブラザー以上だわ。一党独裁の暗部だわ。 続きはこちら↓ https://flying-bookjun...
”公民運動”を指導したために当局からマークされ、妻子と別れて中国全土を逃亡し、タイに亡命した元大学教員の手記。電話やメールを傍受して国を挙げて追いかけてくるってオーウェルのビッグブラザー以上だわ。一党独裁の暗部だわ。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.jp/2018/03/blog-post_9.html
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中国人の友人に言わせると同作の著者:顔伯鈞氏はそれほど有名な方ではないらしい。それでも執拗に国家に追い回されて逃げ回り、最後はなんとかタイに落ち着いたという。ある意味,色々なところで伝え聞いた逃避行動であり、おそらく有名・無名に関わらず似たような話が本当に多く存在するのだろうと推...
中国人の友人に言わせると同作の著者:顔伯鈞氏はそれほど有名な方ではないらしい。それでも執拗に国家に追い回されて逃げ回り、最後はなんとかタイに落ち着いたという。ある意味,色々なところで伝え聞いた逃避行動であり、おそらく有名・無名に関わらず似たような話が本当に多く存在するのだろうと推測される。 せっかくタイに落ち着く事ができたようだが、香港の禁書書店・銅鑼湾書店の筆頭株主・桂民海氏がスウェーデン国籍にも関わらず、タイから拘束されたりしている事を考慮すると決して安全ではないのかもしれない。 昨今の路上における顔認識等の技術がさらに高性能に、広範囲になったらこのような人が逃げ切ることはほぼ不可能になるのかもしれない。 本の中にも書かれているが、学生が彼らの活動にあまり興味を示さなかったという。こうなってくるとこういった民主化活動の人たちも活動のやり方を変える必要があるのかもしれない。 モチベーションは違うかもしれず、誰にでもできる方法論ではないが、郭文貴氏のようなやり方がどのように揺さ振る事になるのか気になるところだ。 文中で興味深かったのは、近衛兵達が文化大革命前後にミャンマーに移り住み、そこである種の軍事政権を持っている地域があるとのこと。機会があったらこの辺りの事も調べてみたい。
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新公民運動の現在、 党官僚の財産公開 ミャンマー東北部の軍閥の概況 四軍区が割拠 文化大革命の 時、雲南省に下放された紅衛兵出身者が革命戦争を行う場所に憧れ、自らが祖国を後にした、
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筆者は1974年生まれ。中国共産党のエリート養成校出身だが、公民権運動の中心人物となったため、習近平政権後の弾圧により苦難の後に2015年2月にタイに出国するまでの手記。2016年6月第一刷。中国共産党による独裁体制の歪みをインサイダーの視点から書いていることが本書のリアリティを...
筆者は1974年生まれ。中国共産党のエリート養成校出身だが、公民権運動の中心人物となったため、習近平政権後の弾圧により苦難の後に2015年2月にタイに出国するまでの手記。2016年6月第一刷。中国共産党による独裁体制の歪みをインサイダーの視点から書いていることが本書のリアリティを増している。
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中国で人権を訴えていた顔(がん)氏が国家権力から目をつけられて以来、拘束を逃れるために逃亡し、そして逮捕され、拷問を受け、ついに脱獄してタイに亡命するまでの体験を綴った逃亡記。国家権力が法的な根拠もなく、国家にとって都合の悪い人物を強制的に拘束することが許されている現代の中国がい...
中国で人権を訴えていた顔(がん)氏が国家権力から目をつけられて以来、拘束を逃れるために逃亡し、そして逮捕され、拷問を受け、ついに脱獄してタイに亡命するまでの体験を綴った逃亡記。国家権力が法的な根拠もなく、国家にとって都合の悪い人物を強制的に拘束することが許されている現代の中国がいかに歪んだ政治形態であるかを読者に訴えて来ます。顔氏が拘束されそうになったとき、かつて共産党当局によって拘束された経験を持つ友人の語った次の言葉が中国という国の持つ闇の深さを物語ります。「南アフリカでアパルトヘイトと闘ったネルソンマンデラのような獄中闘争ができると思ってはならない。マンデラが闘ったのはまっとうな教育を受けた西側諸国の白人紳士だ。彼は獄中でも基本的人権は保証されていた。共産党当局の検察は獄中で肉体的、精神的に徹底的に破壊しようとする」 逃亡記の内容については是非、本書を読んでみてください。手段を選ばない中国共産党当局のやり口が詳細に述べられています。
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20160723くらい〜 0813中国の公民運動家が当局の段圧を逃れて亡命に至るまでの記録。こういう人たちは沢山いるのだろうな‥
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中国で民主化運動を行っていた人物の逃亡記。 正直、この程度の些細な活動で拘束される中国の恐ろしさを味わった。家族と離別し、命からがらタイへ逃げるという話は、あまりにも壮絶である。 あとは一度拘束されても、民主化運動を継続しようという意思の強さに敬服する。家族や仕事があれば、運動か...
中国で民主化運動を行っていた人物の逃亡記。 正直、この程度の些細な活動で拘束される中国の恐ろしさを味わった。家族と離別し、命からがらタイへ逃げるという話は、あまりにも壮絶である。 あとは一度拘束されても、民主化運動を継続しようという意思の強さに敬服する。家族や仕事があれば、運動から身を引こうとするのではないかと思う。しかし。それでも続けようとするのは、本人の意思の強さにに加え、現代中国社会があまりにも酷いからなのかもしれない、とも思った。
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【習近平独裁と闘う若者たちの肉声を聞け!】民主化運動に身を投じたエリートたちに襲いかかる中国共産党の魔手。逃亡を続けながら凄まじい人権侵害と闘う姿を描く現代の水滸伝。
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