言霊開眼 新装版 の商品レビュー
『言霊百神』『言霊精義』そして、本書『言霊開眼』。小笠原孝次氏『言霊三部作』の完結編である。 言霊学では、アオウエイを母音、ワヲウヱヰを半母音、HTSKMRYNを父韻と定義づけるが、本書により、八父韻HTSKMRYN、親音I(イ)、WI(ヰ)の位置と意義が明確化される。 「万...
『言霊百神』『言霊精義』そして、本書『言霊開眼』。小笠原孝次氏『言霊三部作』の完結編である。 言霊学では、アオウエイを母音、ワヲウヱヰを半母音、HTSKMRYNを父韻と定義づけるが、本書により、八父韻HTSKMRYN、親音I(イ)、WI(ヰ)の位置と意義が明確化される。 「万物の父母(男女・雌雄)を結び付けて、「親」(祖)としての協同の働きを行うもう一つの実在がある。これを号けて「イ」(ヰ)と云う。創造者であり造物主である。」 言霊「イ」が明かされ、それを中心とした言霊曼荼羅が明示される。 言霊「イ」について、このようにも語られる。 「イの境域は、父(男)だけでも母(女)だけでもない。両者の性能が最も高次元に綜合された一者である「親」、すなわち造物主の全内容と活動と所産を示す」 「造物主は万物の親である。それは母音、半母音の何れでもない。また単に父韻だけでもない。是等は母音、半母音と父韻のすべてを把持操作して創造を行う究極の生命意志を親音「イ」と号ける。理論物理学の上から云えば母音半母音は陽子である。父韻は電子であって、そして親音イは中間子である。」 生命意志である「イ」を掴めば、人間こそが、国常立神であることが腑に落ちる。本書より「人類が宇宙の創造主となった。」という言霊が響き続けているだ。
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