安保法制から考える憲法と立憲主義・民主主義 の商品レビュー
ジャーナリストを交えた鼎談で基本的には政治談議になっており、良くも悪くも一般人向けの内容。専門的な議論を求めていたので少々期待ハズレ。ただし、第2部は第1部よりはマシ。 第1部では木村草太は当初集団的自衛権を合憲としていたのに「長谷部事件」以降に違憲に転じたと批判されるが、その言...
ジャーナリストを交えた鼎談で基本的には政治談議になっており、良くも悪くも一般人向けの内容。専門的な議論を求めていたので少々期待ハズレ。ただし、第2部は第1部よりはマシ。 第1部では木村草太は当初集団的自衛権を合憲としていたのに「長谷部事件」以降に違憲に転じたと批判されるが、その言い訳的な説明もある。第2部では憲法学者からの法制局批判が多いが、これは条文解釈する学者と実際の運用を見据えた「機能する憲法」として有権解釈を行う法制局とのポジショニングの違い。ただし今回のケースで言うと「政府の行為を正当化」という批判はそれなりの説得力はある。「権力の待女」は言い過ぎかとは思うが。
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憲法9条と安保法制と合わせて読むとより安保法制について理解が容易になる。 請求記号:393/H35
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