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我々は如何にして美少女のパンツをプラモの金型に彫りこんできたか の商品レビュー

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2018/05/07
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※このレビューにはネタバレを含みます

東日暮里の島田くんの気持ちわかるな 情熱と可能性に溢れた80年代オタク世代 私はそれを知らないけれど、情報がかくも溢れん今の世とは比べものにならないほど、キャラクターの笑顔の一コマ一コマがあまりにも尊く芸術を超えた域にまで昇華できていたのだろうか 飽食の時代なんだな今は ありすぎるというのも困るし、むしろ今の時代 ありすぎるというよりも不必要なものが多くなり、必要なものが遠く離れて言ってしまった その必要なものって何?って聞かれると答えようがないけど…心意気とか… 造形に対する熱意の書とも読めるけど、とにかくオタクによるオタクのための保健の教科書 現代は生身の人間も人前でチューするし中学生のうちからエッチしちゃって貞操もへったくれもないような腐った世の中だけど、漫画アニメもおなじ ネット開けば、エロサイトわざわざ探さなくても18禁の広告や二次創作が まってましたーとばかりに襲いかかって来る情報過多 女の子はすぐに股おっ広げるし男の子はすぐに服を脱がして来るし つまらん世の中になったもんだな、まだ この時代 著者が青春を送った日々には清く純粋な「エロ」がのこっていた、最後の時代?ではないだろうけど オタクによるレクイエムの本

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2016/11/13

1982年、アニメ『うる星やつら』のヒロインのラムちゃんのフィギュアがプラモデルとして発売され、そのキットにはパンツのモールド(彫刻)が施されていた。多感な思春期にこのキットと出逢った筆者が辿るヒロインへの純情とリビドーのはざまでもがく姿はキャラクターへの愛情、フィギュアという模...

1982年、アニメ『うる星やつら』のヒロインのラムちゃんのフィギュアがプラモデルとして発売され、そのキットにはパンツのモールド(彫刻)が施されていた。多感な思春期にこのキットと出逢った筆者が辿るヒロインへの純情とリビドーのはざまでもがく姿はキャラクターへの愛情、フィギュアという模型に対する美意識と性なるものの聖なる存在意義を探る青春譚。または日本の模型界で美少女フィギュアの発展と混沌の中「パンツが存在する意味」をモデラー、原型師、模型開発技術者のインタビューを交えて多角的に検証するオタク文化の発展史。

Posted byブクログ

2016/09/10

 プラモデルというか、美少女フィギアのスカートの下、色の塗られていないその素の形に、パンツが彫り込まれている。  何というか、パンツ履いてないほうが駄目じゃないか?と思うんだけど、確かにスカート履いてると覗いちゃうよねその下を、という下心について、男性目線から「俺そんな性的な目で...

 プラモデルというか、美少女フィギアのスカートの下、色の塗られていないその素の形に、パンツが彫り込まれている。  何というか、パンツ履いてないほうが駄目じゃないか?と思うんだけど、確かにスカート履いてると覗いちゃうよねその下を、という下心について、男性目線から「俺そんな性的な目で彼女を見てなかった!」と叫びたいのかと。  パンツにはさまざまな意図が彫り込まれているらしい。  あと夢が詰まってる。  しかしながら、個人的には、時代背景というかディティールを示したデータとしての見せ方としたいのか、著者のパンツにたいする違和感を明確化させるこころの旅としたいのか、どちらかはっきりしてもらえると読みやすいなぁと思ったしだい。  それこそ真相はパンツの中にしかないのか。

Posted byブクログ