3・11と心の災害 の商品レビュー
URL:https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000032505 *学外からは「学認」をご利用ください(利用方法↓) http://www.shiga-med.ac.jp/library/support/manu...
URL:https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000032505 *学外からは「学認」をご利用ください(利用方法↓) http://www.shiga-med.ac.jp/library/support/manual/maruzenebook_gakugai.pdf *利用マニュアル https://elib.maruzen.co.jp/app/eguide/mel_manual.pdf
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福島の「メンタルクリニックなごみ」で震災、津波、原発被害により心に不調を生じた人たちを診ている著者の「見えない苦しみを可視化する」試み。著者は沖縄でのトラウマ反応の治療経験をされた上で福島に来られたので、福島でのトラウマ反応を沖縄戦でのトラウマ反応と平行して述べられ、その共通点や...
福島の「メンタルクリニックなごみ」で震災、津波、原発被害により心に不調を生じた人たちを診ている著者の「見えない苦しみを可視化する」試み。著者は沖縄でのトラウマ反応の治療経験をされた上で福島に来られたので、福島でのトラウマ反応を沖縄戦でのトラウマ反応と平行して述べられ、その共通点や相違点についても述べられる。またそもそもストレス・トラウマ反応とは何かについて説明され、最終的に震災トラウマから乗り越えるための知恵も述べられている。いまだに福島の現状は震災後から収束していないことがわかるし、今後、成長していく子供たちへの影響も考慮しないといけないことから考えると息の長い支援が必要であることがわかった。類書が少ない中では一読の価値のある本だと思う。
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