アンリ・ルソー 楽園の謎 の商品レビュー
この本はルソーの絵に対する評論と同時に貴重な伝記ともなっている。けっこう俗物で(お姉ちゃん好き)、タイーホ歴もあるという(!)仰天な側面も我々に見せてくれる。だがそのへんはどうでもよい。私にとって意外だったのはジェロームら当時権威であったアカデミー画家の影響を隠していないこと。...
この本はルソーの絵に対する評論と同時に貴重な伝記ともなっている。けっこう俗物で(お姉ちゃん好き)、タイーホ歴もあるという(!)仰天な側面も我々に見せてくれる。だがそのへんはどうでもよい。私にとって意外だったのはジェロームら当時権威であったアカデミー画家の影響を隠していないこと。今の我々からすれば思いっきり異端児な印象のルソーでも当のご本人は大真面目に時代の寵児を目指していたのが滑稽というか、この人らしいというか。 (続きはブログで)http://syousanokioku.at.webry.info/201012/article_12.html
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