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ゴーストの騎士 の商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

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2022/11/11

図書館で見かけるたび気になっていた。 数ヶ月して観念して手に取った本。 作者はドイツ人。 イギリス、ストーンヘンジ周辺を訪れた際のインスピレーションを基に書かれた作品。 ソールズベリーの古い寄宿学校、因縁のゴーストとの恐ろしい出会い。 別のゴーストに退治を頼んだ代わりにその頼み...

図書館で見かけるたび気になっていた。 数ヶ月して観念して手に取った本。 作者はドイツ人。 イギリス、ストーンヘンジ周辺を訪れた際のインスピレーションを基に書かれた作品。 ソールズベリーの古い寄宿学校、因縁のゴーストとの恐ろしい出会い。 別のゴーストに退治を頼んだ代わりにその頼みを聞き入れる…、と、見返しのあらすじがほぼ全て。 ハリーポッターで見たような、イギリスのオバケ世界のイメージ。 顎髭氏の再登場から、ようやく話が盛り上がってきた。 ルームメイトのアンガスやステュが登場するのは良かった。 エラやその一族だけでは読みにくかったと思う。 巻末の親切な一覧表を読んで初めて、本書に出てきた幽霊はみんな実在の歴史人物だったと分かった。 ストートンも、ロンジェスピーも英国人には有名な人物なんだろうな。 日本でいえば、さしずめ、明智光秀の亡霊たちに命を狙われているので、源義経の亡霊に助けを求めた、みたいな感じかな。

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2019/11/16

とてもファンタジーなのに主人公が現代っぽく毒舌な時があるので、現実ではあり得ないことでも違和感を感じずに楽しく読めました!

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2016/10/27

イギリスときいてイメージする雰囲気が確かにある作品。 幽霊と騎士、寄宿学校、じめじめした空気。 作者がイギリス人ではないので、綿密な調査を下敷きにしているのか、イギリス人には常識なのか、作品の特性上なのかわからないが、少し歴史の勉強のようになっている所が気になった。

Posted byブクログ

2016/10/16

母が再婚しようとしている相手になじめず、反抗ばかりしていたジョンは、寄宿学校に入れられてしまった。しかし、ホームシックよりも恐ろしいことが起こる。ゴーストがジョンを付け狙っていたのだ。命の危険を感じたジョンは、ダメモトで大聖堂に眠る伝説の騎士ロンジェスビーに願いをかけた。すると…...

母が再婚しようとしている相手になじめず、反抗ばかりしていたジョンは、寄宿学校に入れられてしまった。しかし、ホームシックよりも恐ろしいことが起こる。ゴーストがジョンを付け狙っていたのだ。命の危険を感じたジョンは、ダメモトで大聖堂に眠る伝説の騎士ロンジェスビーに願いをかけた。すると…。 幽霊を見たいと思っているすべての人にとってまさに理想的な物語。さすがフンケです。

Posted byブクログ

2016/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どろぼうの神様を書いた人だけど…~ジョンは母と妹二人と暮らしていたが,そこに顎髭の歯科医が加わり,嫌でしょうがない。父も学んだというソールズベリの全寮制の学校に入れられ,義父となる人物を呪うが,慣れない内に,窓の下に三人のお化けが見えた。四人に増え,母の旧姓であるハートジル家の男は全部殺してやると叫んでいる。恐ろしさに聖堂に逃げるが,追ってきているようで追ってきてない。仲間には先生を脅かすためにやったと偽りを述べるが,エラだけは騙せず,幽霊を見たことを告白する。エラの祖母ゼルダ・リトルジョンは,ウィリアム・ハートジルが故に縛り首になったストートン卿で,ソールゼベリから逃げ出すしかないと言う。エラは大聖堂に眠るリチャード獅子心王の弟・ウィリアム・ロンジェスピーに頼るしかないと言う。閉館した後の聖堂の墓の前で跪いて祈ると,騎士が出現し,ジョンの手の中に獅子の紋が残された。地獄の犬二匹を連れたストートンが出現し,ロンジェスピーを呼び出して,退治して貰ったが,翌日,エラの姿が消えていた。脅迫状が届き,エラはジョンと引き替えに返すと言われ,エラの叔父・顎髭と嫌々ながらも協力し,聖歌隊の少年の幽霊からロンジェスピーに殺されたと告げられて,疑心暗鬼になっていたものの,ロンジェスピーを呼び出して,ストートンと4人の召使いを出現させなくした。約束は守らなくてはならない。ロンジェスピーの心臓を探し出し,レイコック大修道院のエラ・ロンジェスビーの銘板がある中庭に埋めた。ロンジェスピーは妻と一緒で,この世に姿を見せないのか?~『どろぼうの神様』って内容を憶えてない

Posted byブクログ

2022/11/19

フンケの本で一番好きだった。スリルあり、ロマンスあり、歴史ものの面白さもあり。主人公のジョンと同じ年頃のティーンエイジのとばぐちにいる人達にはとても面白いと思う。 ジョンは母親の再婚相手と上手く行かず、ソールズベリの寄宿学校に無理に入学させられる。そこで謎の幽霊に命を狙われるこ...

フンケの本で一番好きだった。スリルあり、ロマンスあり、歴史ものの面白さもあり。主人公のジョンと同じ年頃のティーンエイジのとばぐちにいる人達にはとても面白いと思う。 ジョンは母親の再婚相手と上手く行かず、ソールズベリの寄宿学校に無理に入学させられる。そこで謎の幽霊に命を狙われることになる…ね、面白そうでしょう。 タイトルは原題の”Geister Ritter”の訳なんだけど、ちょっと安っぽく見えないかなぁ。『幽霊騎士』じゃ駄目だったのか。古臭いと思ったのかしら。装丁は美しい。手に取ってみたくなる。

Posted byブクログ