ゼツメツ少年 の商品レビュー
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みんなは、いま、それぞれいろんな壁にぶつかってると思う。その壁は、ほんとうに分厚くて高くて、目の前いっぱいに広がってるんだと思う。でも、ちょっとだけ時間のスケールを大きくしてみたら、いまの壁も、いつかは越えられるかもしれない。 親の大事な数字4桁は、お兄ちゃんの誕生日。 嫌いな子、たくさんいるんだ、リュウって じゃあ、リュウのことを嫌いな子もたくさんいるんだ。 5日かけて毎日じっくり読んだ。バイト中も読みたくてうずうずした。地下鉄を待っている間にも読んだ。 本当に、生きていてくれるだけで良いんだけど、当人は、苦しくて苦しくて仕方ないんだなあ。 登場人物の心理描写が本当に丁寧で、終盤はつい泣いてしまうところもあった。 信じられるものがないと、生きることが辛くなるよなあ。
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5/5〜 生きていくのがしんどい子供たちの優しいお話で、当然ハッピーエンドになると思っていたから予想外の展開に最後は泣いてしまった。 世界が交わりだした辺りからちょっと分かりにくくて読みづらかった。 重松さんの過去作の登場人物が何人か出ているらしいから、もっと別の作品読んでから読めばよかったと思った。
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小学生の時、読書感想文を書く際に読んだ本で、あの時全部読まずに感想書いた本。何故か、思い出して手に取ってみました。 この物語を高く評価した人は、恐らく登場人物と同じ位の歳に同じ境遇、もしくは違う立場で後悔をしている人達なんじゃないかな…。だから、今そういう状況の渦中にいる子供た...
小学生の時、読書感想文を書く際に読んだ本で、あの時全部読まずに感想書いた本。何故か、思い出して手に取ってみました。 この物語を高く評価した人は、恐らく登場人物と同じ位の歳に同じ境遇、もしくは違う立場で後悔をしている人達なんじゃないかな…。だから、今そういう状況の渦中にいる子供たち、また学生時代を終えた大人たちには1度手に取って貰いたい本。
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#本 #読書 #読了 #重松清 『ゼツメツ少年』 中学2年生のタケシという少年から小説家のセンセイのもとに、一通の手紙が届いた。 「センセイ、僕たちを助けてください」 「僕たちはゼツメツしてしまいます」
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2016年10月、確かこの本が10月最後の本だったような記憶。 すっかり忘れていたけどあらすじを読んで思い出した。そうそう、小説にこっそり子供達を登場させる話。 当時の私の感想は「泣く。」としか書いてなかった。滅多に泣かない私がこう書いたくらいだから、当時の私には刺さった話なんだ...
2016年10月、確かこの本が10月最後の本だったような記憶。 すっかり忘れていたけどあらすじを読んで思い出した。そうそう、小説にこっそり子供達を登場させる話。 当時の私の感想は「泣く。」としか書いてなかった。滅多に泣かない私がこう書いたくらいだから、当時の私には刺さった話なんだと思う。中学2年生、多感ですからね。 確かこの本のあとに『ナイフ』を読もうとしたんだけど、冒頭のいじめのシーンがあまりにもつらくて挫折した。それから何となく離れたような気がする。重松清、いじめが多くてしんどいなって思っちゃう。中学生の時は特にしんどかった。
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物語の面白さ、想像力、希望 色々と思うことはあった、いじめの話は少し学生時代の苦い記憶思い出してしまったが、それだけではなくてなぜ物語を読みたくなるのか考えさせられた。ただ幸せな物語だけを読みたいわけではないと気付かされた。
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登場人物が受けたいじめや背景にショックを受けたが、話の途中から、現世の話なのは、夢なのか、あの世なのか、見失っていた。
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2014年 第68回毎日出版文化賞受賞。 いろんな賞があります。 小説家の元にゼツメツ少年と称する子供から「助けてください」という手紙が届く。小説家は、三人の少年少女を隠す物語を書き始める。 イジメや家庭問題等で居場所を失いつつある子供達の心の叫び。主題は、いつもの重松さん。 な...
2014年 第68回毎日出版文化賞受賞。 いろんな賞があります。 小説家の元にゼツメツ少年と称する子供から「助けてください」という手紙が届く。小説家は、三人の少年少女を隠す物語を書き始める。 イジメや家庭問題等で居場所を失いつつある子供達の心の叫び。主題は、いつもの重松さん。 なのだが、何かいつもと違う。どんどん話が複雑になって、救いがなくなってくる。 重松作品をすべて読んでいるわけでもなく、順を追って読んでいるわけでもないので、明確に覚えていないのだけど、過去作品の登場人物達も現れ、三人の子供達と触れ合っていく。 エピローグで、この小説を書く決心をした、友人との悲しい思い出が書かれていて、この作品をこの結末とした悲しい理由がわかる。 イジメにあう子供達の心情を丁寧に書いて、その子供達を小説の中で生かそうとした力作だと思う。 ただ、私はそろそろイジメにあっている子供達が親を心配させても良いし、役に立たない教師学校から脱却してほしい気もする。 本当は優しい子供でも家庭に何かトラブルがある子供でもイジメをする側が確実に悪いのだから。 恐喝なんか警察介入で良い。 イジメは許されないという断固とした小説を重松さんにお願いしたい。救いがなさすぎる。
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『変化していくような本』 序盤は何だか不思議?かと思うようだが 話が進むにつれ点と線が繋がっていくような感覚 こういうことか…?と考察しながら読み進められる これは私の想像力というか諸々足りない故かもしれないが、最後の最後にそういうことか! といった答え合わせが出来るような感...
『変化していくような本』 序盤は何だか不思議?かと思うようだが 話が進むにつれ点と線が繋がっていくような感覚 こういうことか…?と考察しながら読み進められる これは私の想像力というか諸々足りない故かもしれないが、最後の最後にそういうことか! といった答え合わせが出来るような感じ
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タイトルと表紙に惹かれて、買いました。 最後の方を読みながら、大号泣してました。 思い出すだけで悲しくなるけれど、とても素晴らしい、良い作品だなと思います。 泣いちゃうので、外では読めない作品です。
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