まんがと図解でわかる アドラー心理学式折れない心の作り方 の商品レビュー

和田秀樹

2022/10/30

タイトル通り、折れない心をアドラー心理学から学ぶ一冊。漫画や図が多用されていて気軽に読めます。

そもそも、心理学の三大巨頭として以下の三人が有名です。
フロイト(人の行動は無意識によって左右される)
ユング(人の無意識の深層には、個人の枠を越えた、先天的な構造領域がある)
アドラー(人は意識・無意識のように分割できない存在であり、人は各々の目的に向かって行動する)

本書で述べられているものの中で、私が"なるほど"と思ったものの抜粋が以下の通りです。

・人間の性格や人生は、過去に縛られるのではなく、その人が持つ未来の「目的」によって左右される。(ライフスタイルは変わりにくいが、再選択することで、変えることはできる。トラウマに囚われることなく、常にありのままの自分で過ごそう。)
・勇気と自信を持ち、そしてリラックスしている人だけが、人生の悠里な面からだけでなく、困難な面からも益を受けられる。(レジリエンス"逆境や強いストレスがあっても元に戻れる力 "を高めることが重要。)
・人生の意味は貢献だけだと理解する人だけが、勇気を持って、困難に対処でき、成功を掴む機会を得られる。
・劣等感を抱いた後に「補償」の道に行けるのか、もしくは、劣等感をとらえ直すかが鍵。
・善し悪しの判断基準を他人に握られてしまうと、心が折れるきっかけになる。(承認欲求を否定し、自分が善しとすることを判断基準にする。)
・褒める・叱るを使わない「勇気づけ」を行えれば、心が折れている人も立ち直ることができる。
・人の悩みはすべて対人関係なので、悩みを消し去ることは生きている限りは困難。
・心と体は繋がっている。心の調子は、体を整えることで取り戻せる。
・どんなにつらい体験をしても、諦めるか立ち上がるかは自分自身で決められる。１つの道で躓いたとしても、別の道があることを知れば、レジリエンスは損なわれない。

漫画で、主人公の行動をアドラー心理学的に分析していて分かりやすいです。ただ、自分がイラッとした時に冷静に「アドラー心理学的には…」と当てはめようとしましたが無理でした(笑) ボチボチ修行していこうと思います。

2019/06/10

アドラー入門にはピッタリ。
マンガで概要をつかみ、
解説で詳細を理解。
もっと詳しく知りたいなら
『嫌われる勇気』をおすすめする。

2017/02/19

図書館で借りた本。
子育てでは、厳しく叱ってはいけない。甘やかして褒めてもいけない。という下りが一番こたえた。どっちもやっちゃってるなぁ～って。だから人任せで自分で責任とれない人に成長させてしまったんだなと反省。でも死ぬ間際まで性格は変えられるそうなので、今からでも遅くない。勇気づける接し方を試してみよう。