人間が幸福になれない日本の会社 の商品レビュー
ブラック企業批判の急先鋒として知られる「硬派ジャーナリスト」の佐高信が、2015年に発覚した東芝の不正会計に触発されて改めて日本企業と企業人論について提言した一冊。日本の経営者が無責任である理由、「企業教」による社員のマインドコントロール、過労死や自殺・内部告発などの「ブラック性...
ブラック企業批判の急先鋒として知られる「硬派ジャーナリスト」の佐高信が、2015年に発覚した東芝の不正会計に触発されて改めて日本企業と企業人論について提言した一冊。日本の経営者が無責任である理由、「企業教」による社員のマインドコントロール、過労死や自殺・内部告発などの「ブラック性」など、大企業とその経営者を名指しで批判しながら企業社会の病根を探る。世襲経営に反対し、役員の定年制を確立して老害の排除を推奨すると同時に、生活感覚を生かした分権性を提言しながら、何よりも社員を人間として扱うことを今の日本企業に論(さと)した一冊。
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佐高氏のように鋭く批判するジャーナリストが、もっと必要だ。次は電通の過労死のことについて書いて欲しい。
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