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なぜ、世界から戦争がなくならないのか? の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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2022/04/01

戦争に負けた国は反省するが、買った国はまた始めてしまう、直接ではなく間接支援が戦争を大きくしている…いろいろな事象が重なり合って戦争がなくならない

Posted byブクログ

2022/03/18

ロシアによるウクライナ侵攻が続く今だからこそ、あらためて生徒にも紹介したいと思います。 「戦争は悪いことだ」「平和は尊い」ということは自明の理ですが、また戦争が始まってしまいました。それはなぜなのか。 「始まってしまったのであれば、勝たなければしょうがない」と国民の中で戦争を推...

ロシアによるウクライナ侵攻が続く今だからこそ、あらためて生徒にも紹介したいと思います。 「戦争は悪いことだ」「平和は尊い」ということは自明の理ですが、また戦争が始まってしまいました。それはなぜなのか。 「始まってしまったのであれば、勝たなければしょうがない」と国民の中で戦争を推進する雰囲気が醸成されることや、戦争によってもたらされる「利益」のために戦争へと世論を誘導する者がいることが、中学生にもわかりやすく解説されています。 とくに後半の、ドイツで行われている歴史教育(戦争責任の自覚)やメディアのあり方への検証は、これからの国際社会の中で日本がどのように歩むべきなのか、一人一人がどのように考え、行動すべきなのかを考えるきっかけになると思います。 いざ戦争(戦闘行為)が始まると、自軍を応援するような愛国心を鼓舞する報道が心地よく感じられ、そのまま国全体が戦争継続の方向に流れてしまうということはこれまでの歴史が証明しています(アメリカのCNNによる湾岸戦争のニュース報道や、FOXニュースが米軍に帯同して「我が軍」の活躍を紹介することで視聴率を上昇させたことなど)。一方で、本書の最期に紹介されているフォークランド紛争の際のBBCのように、客観的な立場を保つ報道もありました。 政治家やマスメディアが発信するメッセージにどのような意味が込められて(隠されて)いるのか、そこを読み解くことが必要ですし、そのためには世界全体の動きを正確に把握し、自分の頭で考えることが不可欠なのだと改めて感じます。

Posted byブクログ

2022/03/13

ドイツの高校では、半年、40時間かけて、第二次大戦について学ぶ。戦争はヒトラーと、彼を選んだドイツ国民の責任であるという自覚をベースに、二度と戦争を起こすまいという信念を、学生に引き継がせる。 日本の教育現場ではどうなのだろう?中国では?という新たな疑問が湧いた。

Posted byブクログ

2022/03/04

テレビ放送の書籍版なので内容はシンプル、体系的で読みやすい。これを読んでからまたより深い書籍など読むとなお理解が深まると思う。利権、思想、経済、地政学、宗教、ビジネスなど様々な角度から戦争はなくならないことがわかる。コレといった結論がいまいち感じ取れなかった。まだまだ疑問に思うこ...

テレビ放送の書籍版なので内容はシンプル、体系的で読みやすい。これを読んでからまたより深い書籍など読むとなお理解が深まると思う。利権、思想、経済、地政学、宗教、ビジネスなど様々な角度から戦争はなくならないことがわかる。コレといった結論がいまいち感じ取れなかった。まだまだ疑問に思うことは多い学ばなければならない。

Posted byブクログ

2022/03/02

 2016年に放送されたテレビ番組の内容をまとめたもの。池上さんらしいわかりやすい文章。欲を言えば書籍化にあたりもう少し掘り下げてほしかった。戦争で生計を立て、バンバンお金を儲けている企業や国がある限り、戦争がなくなることはないと改めて実感し、悲しくなる。  クウェートの少女ナイ...

 2016年に放送されたテレビ番組の内容をまとめたもの。池上さんらしいわかりやすい文章。欲を言えば書籍化にあたりもう少し掘り下げてほしかった。戦争で生計を立て、バンバンお金を儲けている企業や国がある限り、戦争がなくなることはないと改めて実感し、悲しくなる。  クウェートの少女ナイラの虚偽証言がかなり衝撃的だった。おかげでニュースを見ていても、ロシア・ウクライナどちらの証言も「これがフェイクの可能性もあるのか」とぼんやり考えるようになった。早くウクライナに平和な日常が戻ってきますように。

Posted byブクログ

2021/10/17

私はこの本を読むまで、戦争をしていいことはないのにどうして戦争をするのかと思っていた。しかしこの本を読んで、戦争をすると国にものすごい利益が出ることを知った。政治家が政治で自分の利益を得ようとしなければ、戦争はなくなると思う。ただし、戦争の原因はその時の国のリーダーにだけあるので...

私はこの本を読むまで、戦争をしていいことはないのにどうして戦争をするのかと思っていた。しかしこの本を読んで、戦争をすると国にものすごい利益が出ることを知った。政治家が政治で自分の利益を得ようとしなければ、戦争はなくなると思う。ただし、戦争の原因はその時の国のリーダーにだけあるのではないことを忘れないようにしたい。

Posted byブクログ

2020/09/07

世界各地で戦争が起きている。誰しも平和な世の中をのぞんでいるにも関わらず。 なぜなのか? この本を読むと「戦争はいけない。やめよう。」と単純に言うことはできず、利権が絡んでいたり、ビジネス、メディアの影響、国家戦略と様々なものが絡んでいる。 ただ、自分は知らないことがたくさん...

世界各地で戦争が起きている。誰しも平和な世の中をのぞんでいるにも関わらず。 なぜなのか? この本を読むと「戦争はいけない。やめよう。」と単純に言うことはできず、利権が絡んでいたり、ビジネス、メディアの影響、国家戦略と様々なものが絡んでいる。 ただ、自分は知らないことがたくさんありすぎる。 もっと学ばないとなと思う。

Posted byブクログ

2020/03/28

池上彰が戦争について語った一冊。 ヒューマニズム的に反戦が訴えられる反面、戦争によって潤う戦争ビジネスがあるという実態。 元々TV番組だったこともあり、わかりやすかった。

Posted byブクログ

2019/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

複雑に思うような中東情勢についても、これまでの歴史についても、ほんとにわかりやすーく書いてある。大学の時複雑に思ってたけどこんなあっさり説明できるんやな。 深掘りする前におさえとくにはいい本だと思う。 武器三原則のうちの1つである武器輸出禁止が防衛機器にすり替わってたのなんか知らなかった。国際情勢専攻してた身として恥ずかしい。 あとホワイトハウスが仕向けてアメリカの高校代理店が嘘の広告で煽った話も知らなかったし、その子の英語の流暢さとかに誰も疑問を持たなかったことも、知らなくて驚いたんだ。 ドイツの、戦争の責任はドイツとドイツ国民にあるという教育は日本も見習うべきであると思う。戦争賛成論にもっていったのは国民が賛同したからであって、これは絶対にあってはならないことである、というのを日本の教育にもっと出していいのでは。 池上さんは本の最後の方でメディアの報道責任について最終的には言及してるけど、自分たちも偏った見方をしないように気をつけていかないといけないと思う。投票率をあげて政府をしっかり監視することも必要だと思う。

Posted byブクログ

2018/10/10

2016年2月12日に放映された番組を新書化したもので、文章として見るとあっさりとした解説という印象が強く、著者ならではの深掘り、ツッコミがほとんど感じられない。 戦争には、様々な動機が絡みあっているから戦争をなくすのは難しいで終わっては本書の意義が薄い。どうしたら戦争をなくせる...

2016年2月12日に放映された番組を新書化したもので、文章として見るとあっさりとした解説という印象が強く、著者ならではの深掘り、ツッコミがほとんど感じられない。 戦争には、様々な動機が絡みあっているから戦争をなくすのは難しいで終わっては本書の意義が薄い。どうしたら戦争をなくせるのか、というゴールが示されなかったのが残念。

Posted byブクログ