聘珍樓のいちばんやさしい薬膳 の商品レビュー
聘珍樓は日本最古級の中華料理店、といってよいだろう。その聘珍樓も、本格的に薬膳に取り組んで6年、だそうだ。 なあんだ、僕が薬膳を習いだしたのとあんまり変わらないぞ。 でも、本書に書いてあるとおり、広東料理(中華料理)はもともと全部薬膳なのだ。それっぽい薬味が入っていたら薬...
聘珍樓は日本最古級の中華料理店、といってよいだろう。その聘珍樓も、本格的に薬膳に取り組んで6年、だそうだ。 なあんだ、僕が薬膳を習いだしたのとあんまり変わらないぞ。 でも、本書に書いてあるとおり、広東料理(中華料理)はもともと全部薬膳なのだ。それっぽい薬味が入っていたら薬膳ではなくて(って、いつも薬膳料理本のレビューに書いているような気もする)。 つまるところ薬食同源なのである。 本書は、食材、お茶、デザート、そして季節の薬膳料理、さらには薬膳酒、と一通りが紹介されている。酒まであるのは嬉しいなあ。 そして何より、写真が美しい。料理本では一番大事かも。白い表紙の白い本で写真が美しくて喜んでると、なんだかインテリア好き女子のようだが、美しい物は美しいのだから仕方ない。 ただ、聘珍樓で接客があまりよくなくて、ちょっと感じ悪いなあという記憶が残っていて、だからこの本はお店に行こう、というおすすめではなくて、目を養い、手を練るために使う本、として紹介しておこう。
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