ここで負けてしまってごめんな の商品レビュー

岩崎夏海

2021/10/31

高校の頃、高校野球を観るのが楽しかったことから、読んでみた。
“野球”というひとつのスポーツに色んな関わり方をした人たちの物語が多く掲載されていて、野球はプレイヤーたちだけで成り立っている訳ではないんだなと思えた。
そして、その人たち全員に違う人生がある。勝ちの多いチーム、少ないチーム、怪我をしてしまったプレイヤー、監督、マネージャー、その家族など…。ちゃんと考えたら、他にもたくさんいると思うし、こんなにもたくさんの人が関わっているんだなと。
私は「あまり野球について分からないし、ただ高校の時に自分の高校野球部のスタッフとして行って興味が少しあるだけ。」と思って読み始めたけれど、この本を読んで、私も十分野球に関わったひとりなのかなと嬉しく思った。
取り立てて、この本については野球がテーマだが、野球ひとつでこんなにも学べることがあるんだなと驚いた。物語間のコラムが、それをより感じさせた。

2016/06/06

高校生の頃とかは野球やってる人が監督を尊敬する理由がよくわからなかったけど、今はよくわかるな。指導者って偉大だな。