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電気革命 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/10/20

デイヴィッド・ボダニス「電気革命」読了。普段の生活に欠かす事ができない電気。本書より電信から電灯、コンピュータ、さらには脳神経にまで繋がる電気の壮大な歴史に大変興味を惹かれた。最初は物理的な理解を想定していたがまさか生理的な範囲にまで拡がるとは。おかげで世界の見方が大きく覆った。

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2019/06/01

今や生活になくてはならない電気。 電信やコンピュータなど電気にまつわる発明の歴史を紐解いたかと思えば、話は脳神経にまで及び、電気は生命にとっても欠かせないものだと思わされる。 そして、単に歴史を辿るだけでなく、その裏にあるドラマに触れられる作品。

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2018/07/22

電気に関する発見、発明に至るまでの流れが人間ドラマとともに書かれており、科学のことがもっと好きになる本だと思う。 ベルとファラデーの話が気になり手に取ったのだけど、 ヘンリーの電信 ワットのレーダー などの話も、発明の着眼点が面白い。 無線の登場で人々の距離が短くなり、トラ...

電気に関する発見、発明に至るまでの流れが人間ドラマとともに書かれており、科学のことがもっと好きになる本だと思う。 ベルとファラデーの話が気になり手に取ったのだけど、 ヘンリーの電信 ワットのレーダー などの話も、発明の着眼点が面白い。 無線の登場で人々の距離が短くなり、トランジスタによるコンピュータは様々な価値を生み出して…コミニュティも多様化していく。 個人的にはチューリングの「孤立した人間はどんな知的能力も伸ばすことはできない。」という言葉が響いた。 コンピュータがさらに発達し、普及した将来では多くの知的で面白い人間が育っていくのだろうか。はたまた逆に… 人と電気の関わりを考えさせてくれる本だった

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2017/09/19

個人的なことを書くが、本当科学のことが切実にわからない。 これは、人物のことが書かれていて、なおかつ、科学的なことも書かれているが、それが全く自分にはよくわからない。 特に当たり前のように、電信で、電流が流れてどうのこうのと書かれているが、なぜそうなるのかと理解ができないし、その...

個人的なことを書くが、本当科学のことが切実にわからない。 これは、人物のことが書かれていて、なおかつ、科学的なことも書かれているが、それが全く自分にはよくわからない。 特に当たり前のように、電信で、電流が流れてどうのこうのと書かれているが、なぜそうなるのかと理解ができないし、その内容のことはわかっていると見なされて書かれているが、私にはわからない。 さらに、なぜかなぜかと疑問が生まれてしまうのにそのことには書かれていはいない。調べて見てもわからない。途方にくれる。 気軽に読める人には良いが、途中で悲しくなった。 几帳面な性格には全く合わない書物だと思った。 こういった本を、普通の素人に読ませるのは不可能だと思った。

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2017/05/23

人類が電気を利用し始めてから、まだ200年程度しかたっていないことをご存知だろうか? 古代ローマの主神であるユピテルは気象現象(特に雷)を司る神であることからもわかるように、人類は雷(電気)については昔から畏怖の対象としてみていたようだ。 今日では、電気とくに電荷は日常にあり...

人類が電気を利用し始めてから、まだ200年程度しかたっていないことをご存知だろうか? 古代ローマの主神であるユピテルは気象現象(特に雷)を司る神であることからもわかるように、人類は雷(電気)については昔から畏怖の対象としてみていたようだ。 今日では、電気とくに電荷は日常にありふれているということを知っている。しかし、正と負の量が厳密に同じであるため自然に隠れているのだ。 昔の人でも帯電しやすいものをこすって、髪の毛にくっつけると髪の毛が逆立つくらいは知っていたという。 また、中世の最大の発明の一つと呼ばれる羅針盤も地球の磁場を利用している機器であるが、当時の人はなぜこのようなことが起こるのか全く分からなかった。 工学的な応用が先で、理論的な発展はあとだったのだ。 話はそれてしまうが、高校の物理で電磁気学を勉強したときに、電場や磁場という表現がいまいちしっくりこなかった記憶がある。 それは電磁気学を学ぶ前にNewtonの力学を勉強しており、Newton流の遠隔作用に慣れ切っていたため「場」と言われてもいまいちピンとこなかったからである。 電線に流した電流が、何もない空間で電流の方向に向かって右ねじに磁場が作られるなんてNewtonの力学では説明できない! (Newton力学を現代の遠隔作用で書き直したのが、いわゆるEinsteinの相対論であることは皆が知っていることである。そう考えると、Newton流の遠隔作用というのは、日常を記述(理解)するのには向いているということなのかな) ちなみに、大学に行くともう少し詳細に学ぶようになるので高校ほどわかりにくい表現を使わない。Maxwellの微分形式に感謝感激。 そこで登場するのが、歴史上もっとも偉大なな実験物理学者の一人であるFaradayさんである。 前述のようにNewton物理学の最盛期に、「場」という考えを導入した彼は天才中の天才である。 翻って、実は彼は、Newton物理学を勉強できるほど裕福な家の生まれではなかったので、そもそもNewton物理学を知らなかったため、このような発見ができた、とも言われている。 それでも「場」という発見には比類なきアイデアとそれに伴う彼の独創的な実験が必要だったのだ。 本書には物理学的な説明つまりは数式を用いた専門的な解説は全くない。 したがって、場という概念が言葉で説明されているので、逆にわかりにくくなっているが、本書の主題はそこではないのでまぁしょうがない。 読んでいて楽しいし、電磁気学の発展に携わった天才たちの歴史を読むことができた。

Posted byブクログ