もう親を捨てるしかない の商品レビュー
結婚しない、子供を作らないのも自由だけど、いないと最期みとってくれるのはだれもおらず孤独に死ぬしかないというようなことが書かれており、その通りだなと。 親の立場ですが、うまく子離れしたい。。いつまでも甘やかしてしまって、難しいのだけど。
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親捨ては必要。 昔は都会に出て就職したり、若くして結婚するなど必然的に親離れしていたから、わざわざ捨てる必要もなかったし、日本人も短命だったから介護する前に旅立っていた。 長寿になり、夫婦でも老々介護、さらに子供とはいえ老人が老人を介護しなければならない事態に。 また、都会生まれ...
親捨ては必要。 昔は都会に出て就職したり、若くして結婚するなど必然的に親離れしていたから、わざわざ捨てる必要もなかったし、日本人も短命だったから介護する前に旅立っていた。 長寿になり、夫婦でも老々介護、さらに子供とはいえ老人が老人を介護しなければならない事態に。 また、都会生まれの子供が増加するに従って生涯未婚率もあがった。40歳を超えても結婚せず親と共に実家生活をしているのは共依存。精神的に親離れするのは親殺しという親を乗り越える上で必要な儀式。 「子供に迷惑をかけたくない」は高齢者のキーワードだが、自分の死後の後始末は死んだ本人にはできない。綺麗事にすぎない。歳を取れば人に迷惑をかけないで生きられなくなる。医療、介護、葬儀、墓など死後のこと。だから少しはボケた方が死の苦しみを感じなくて済むのかも。
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介護殺人の話から始まり、簡単にまとめると親も子供を自立して、相手に頼らず生きていきましょうって話でした。 家族が介護するのは世界でも日本と韓国だけだってどこかで読んだけど、確かに家族が介護する必要はないと思う。 やりたい人はやればいいと思いますが、世間体とかで無理した挙句に親を...
介護殺人の話から始まり、簡単にまとめると親も子供を自立して、相手に頼らず生きていきましょうって話でした。 家族が介護するのは世界でも日本と韓国だけだってどこかで読んだけど、確かに家族が介護する必要はないと思う。 やりたい人はやればいいと思いますが、世間体とかで無理した挙句に親を殺めるとか悲しすぎる。 長生きって結構辛い事なんだと、初めて思った。 寝たきりや痴呆になる可能性を考えると、ガンで死んだ方が幸せという意見にも一理ある。 これからの生き方と死に方について読みやすい文章で書かれた、とてもためになる作品でした。
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超長寿社会となった日本が抱える問題の深層を探求し、「親を捨てる」しかないと提唱する【島田裕巳】の啓発本。 高齢化が辿る行末には、看取り手のない「孤独死」「無縁死」「行旅死」などがあるが、介護に疲れ果てた末の「介護殺人」が急増してきている。親の年金をあてに失業中の子供が居る家族を「...
超長寿社会となった日本が抱える問題の深層を探求し、「親を捨てる」しかないと提唱する【島田裕巳】の啓発本。 高齢化が辿る行末には、看取り手のない「孤独死」「無縁死」「行旅死」などがあるが、介護に疲れ果てた末の「介護殺人」が急増してきている。親の年金をあてに失業中の子供が居る家族を「介護殺人予備群」と危ぶむほど、親離れ・子離れが出来ない日本人の「甘えの文化」があると言う。問題解決の方法としては、無駄な延命治療をやめ、寝たきり老人をつくらせない医療体制(スウェーデン式緩和治療)に改める必要があると訴えている。
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時代は変わった。もう個人で親を介護しなければならない時代ではない。無理に介護すれば、介護殺人につながりかねないほど余裕がないのが、現代だ。そのために、親離れより一歩進め、親捨てを勧めている。なぜこんなに介護が大変になったのかを丁寧に分析し、日本人の長寿命化がその原因を喝破している...
時代は変わった。もう個人で親を介護しなければならない時代ではない。無理に介護すれば、介護殺人につながりかねないほど余裕がないのが、現代だ。そのために、親離れより一歩進め、親捨てを勧めている。なぜこんなに介護が大変になったのかを丁寧に分析し、日本人の長寿命化がその原因を喝破している。世界を見渡すと、安楽死を認めている国も多いことを指摘し、長寿命を安楽死という形で解決している先進国があることも提示し、我々一人一人に考えを変えることを促している。終活の無駄加減にも言及しているのが興味深い。
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もうすぐ介護されるであろう親世代こそ読んでほしい。親孝行は普通できないもの、できる人は幸せと書いてあり、少し救ってくれました。 親がしてくれたことを、自分の子供にして、自分自身は子供からの見返りは求めないように生きようと思いました。
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子どもの教育に金をかけたからといってそれは親の恩ということにはならない。しっかりと将来を見据え、将来において破綻しないための戦略と戦術を立てて望まない限り、未来は切り開かれない。そういう社会。サバイバルを必要とする社会。子供は親に甘えているわけにはいかないし、親も子供に甘えているわけにはいかない。親を捨てられるようにしておくのが親の務めではないか。 なのだけれど。現実にそうなってきているし。親が生きたいと言ったときどうするかはかなり難題かなあ。
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死生観に触れる本はよく読むけれど、この本はいわゆるジャケ買い。 「親を断捨離」なんていう強烈な帯をもっていて面食らったが、読んでみるとそれ程非道な内容でもなく、なるほどなと思える。幸い、僕の家は自動的に断捨離されているので、正直「ふうん」というような印象になってしまった、苦笑。それでも、「物忘れは死への恐怖を軽減させる」は今までにない考え方で、あっと思わされた。
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この社会では寝たきり老人を増やして平均寿命を伸ばしている。 長寿国・日本。 本当にその長寿が幸福につながるのだろうか。 殺人件数は減りつつも、介護殺人は増加の一途をたどる。 介護疲れからの殺人を、この国は仕方がないものと容認しているようにしか見えない。 今後の超高齢...
この社会では寝たきり老人を増やして平均寿命を伸ばしている。 長寿国・日本。 本当にその長寿が幸福につながるのだろうか。 殺人件数は減りつつも、介護殺人は増加の一途をたどる。 介護疲れからの殺人を、この国は仕方がないものと容認しているようにしか見えない。 今後の超高齢化により、介護はますます負担を増す。 もう親を捨てるしかない。 子が生き残るためには、もはや親を捨てるしかない時代に突入している。 孤独死、下流老人、老々介護、介護殺人。 高齢化社会から見えてくる現実は問題だらけなのに、それらの問題が家庭の問題として、自己責任とされている。 介護を放棄すれば罪になり、介護をすれば生活が破たんする。 父方の祖母、母方の祖父は寝たきりになり亡くなるまでずっと病院のベッドの上だった。 母方の祖母は一昨年の冬に病院に運ばれてから、ずっと介護施設にいる。 老人を病院に、介護施設に入れられたのは、それだけの貯えがあったからだ。 だが、もし今、俺のオヤジかおかんに倒れられて病院にずっと入れておける財力はない。 すると、介護に専念せざるを得ない。 その結果、生活が破たんする。 その現実はオブラートに包まれて見えにくい。 だが、誰もがそのリスクを負っている。
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年老いた親を介護するため、職を失い、人生を失い、あげく介護殺人まで起きるニッポン高齢化社会。もはや、本書のタイトル通り「もう親を捨てるしかない」のかもしれない。 とはいえ、著者は老人を処分せよと、現代の姥捨山を作れとSFのようなことを提案しているのではない。精神的に子は親を捨て...
年老いた親を介護するため、職を失い、人生を失い、あげく介護殺人まで起きるニッポン高齢化社会。もはや、本書のタイトル通り「もう親を捨てるしかない」のかもしれない。 とはいえ、著者は老人を処分せよと、現代の姥捨山を作れとSFのようなことを提案しているのではない。精神的に子は親を捨て、親は子を捨てることを勧めている。親も子も互いが身軽な状態でそれぞれの道を歩もうというのが著者の主張。 介護によって、する側とされる側の両者が不幸になる前に親離れ、子離れを実現させておく。その上で、老いた親はとっとと死ぬことを頭に入れつつ、子に期待しない。冷酷なようだが、家族も故郷も弱ってしまった現代では現実的な選択かもしれない。
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