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拝啓、十年後の君へ。 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2024/10/21

タイムカプセルが届いた所から それぞれが変わろうと動きだす物語。 10年前の後悔や約束を思い出したり このままじゃ駄目だと思い直したり。 1歩の勇気を出したら そこから少しずつ何かが変わり始めて 10年前の自分からの手紙って凄いね。 他人から言われると反抗しちゃうけど 過去...

タイムカプセルが届いた所から それぞれが変わろうと動きだす物語。 10年前の後悔や約束を思い出したり このままじゃ駄目だと思い直したり。 1歩の勇気を出したら そこから少しずつ何かが変わり始めて 10年前の自分からの手紙って凄いね。 他人から言われると反抗しちゃうけど 過去の自分は他人じゃないし 今の自分を俯瞰して見れるのかなぁ。 10年前の自分からの手紙で 良い方向に変わり始めたのを見たら 私とタイムカプセルとかしてみたいと思った。 過去に何度か 未来の自分に手紙を書いてみようとしたけど 結局何もしなかったんだよなぁ。 過去の私が今の私を見たら どんな風に映って何を思うんだろう。 今からでも未来の自分に手紙を書いてみようなぁ。

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2024/05/12

昔の女の子とタイムカプセルを通して思い出して 最後には会えたのが超嬉しいしかも同じ言葉言ったのは感動 恋にも気づいたし会えたし昔の夢を思い出せてたし良かったなって思う めっちゃ面白かった推し本‼️

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2024/04/05

人と人との繋がりもそうだが、他にも様々な繋がりを感じられた1冊。 幼い頃の無邪気な明るさや思春期の葛藤など学生の様々な感情が描かれていて読んでいてとても楽しく、面白かった。

Posted byブクログ

2023/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

浅井千尋 高校二年の夏に、小山ヶ丘第六小学校一年一組で作ったタイムカプセルが家に届く。青崎高校二年。美術部。松島と付き合っていたが別れる。 松島 青崎高校三年。千尋の先輩。美術部。 桐原冬弥 高校サッカー界強豪の姫坂高校に入る。サッカー部たが、周りのレベルが高く幽霊部員になっている。 森脇祥吾 冬弥と同期。サッカー部で十番でキャプテン。 染谷優 定時制の高校三年生。机で全日制の生徒と一日一文の文通をしたいる。 千代田 優のクラスメイト。 二ノ瀬美夏 慣れないギャル生活で息苦しい。 原岡桃子 美夏が憧れ、同じ高校に進学。 ユウコ 美夏の遊び仲間。 リサ 美夏の遊び仲間。言葉づかいが悪い。 岸本タツロウ ユウコの彼氏。サッカー部。 サワノ サッカー部の先輩。 守屋時子 不登校。誇り高き引きこもり。 矢神耀 小山ヶ丘第六小学校一年一組。一学期で引っ越す。諸事情で高校は通わず。バイトしながら高認を取り、コヤビに合格する。喧嘩別れした少女を、今も想い続けている。時子が出かけたチェーンソーアートの指導者。 石川チヒロ 耀と同じ科の女の子。 境 耀と同じ科の男子。

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2021/05/31

10年前の思い描いていた自分と今の自分。笑ってしまうくらい全然違っていて、悩むこともある。そんな時に助けてくれるのが過去の自分と意図せずして出会う小学校時代の友達。 小学生の時の友達なんて忘れてしまう人も多いが忘れてしまってもまた再び出会える奇跡はとても特別なものなのではないだろ...

10年前の思い描いていた自分と今の自分。笑ってしまうくらい全然違っていて、悩むこともある。そんな時に助けてくれるのが過去の自分と意図せずして出会う小学校時代の友達。 小学生の時の友達なんて忘れてしまう人も多いが忘れてしまってもまた再び出会える奇跡はとても特別なものなのではないだろうか。大切なものは友達だと再認識させられた

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2021/02/13

6人の登場人物が、小学生の頃に埋めたタイムカプセルをキッカケに、大きく物語が動き出す。 1年生の頃は夢も理想も大きく描いていたが、外見は大人でも中身が理想とかけ離れていると感じるのは、誰しもだなと。そこから登場人物達のように、一歩踏み出すことが大事なんだろうな。(それが一番勇気...

6人の登場人物が、小学生の頃に埋めたタイムカプセルをキッカケに、大きく物語が動き出す。 1年生の頃は夢も理想も大きく描いていたが、外見は大人でも中身が理想とかけ離れていると感じるのは、誰しもだなと。そこから登場人物達のように、一歩踏み出すことが大事なんだろうな。(それが一番勇気がいるし、難しい。) そう言えば私も小学生の時に、タイムカプセルを埋めたなぁなんて懐かしみながら読んだ。 掘り起こしたのかは分からないけれど、その後どうなったか気になるな。

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2017/12/11

小学1年生の時に埋めたタイムカプセルが、全員集まって掘り起こすのが面倒だからと郵送で送られて来る所から始まります。十年前の自分からの手紙を受け取った彼らは何を想うのか。最初の千尋と最後の耀が気になりながら、二人目に入った時繋がりがなかったので、耀までランダムに選ばれた人を書いてる...

小学1年生の時に埋めたタイムカプセルが、全員集まって掘り起こすのが面倒だからと郵送で送られて来る所から始まります。十年前の自分からの手紙を受け取った彼らは何を想うのか。最初の千尋と最後の耀が気になりながら、二人目に入った時繋がりがなかったので、耀までランダムに選ばれた人を書いてるの?とちょっとテンション下がりました。でも読み進めていくうちにだんだんと繋がりが見えて来て楽しめました。ただなんとなく、高校生・大学生が描かれてる割には皆子供っぽいかな、と感じました。

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2017/08/30

う~んいい話だった。   過去、現在、そして未来。   世界は広いけれど、狭い世間でみんな生きている。   三歩進んで二歩下がりながら、上を向いて歩こう。

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2017/06/11

6人のことなった“想い”が、タイムカプセルを通して繋がっていることが美しいと感じた。 最後の場面で、小学校の頃の約束を信じてきた2人が出会えて本当に良かった。 1人1人が抱えているそれぞれの事情が鮮明に描かれていて、とても面白いです。

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2017/02/15

ああ、これはいい! 最近お気に入りの青春物語作家の天沢さん。 そんな天沢さんの本作は、青春物語として百点満点の出来だと思う。 小1のクラスで書いた「十年後の自分への手紙」、いわゆるタイムカプセルが十年経って郵送で順繰りに送られていく展開。 もうタイムカプセルなんて言う題材からし...

ああ、これはいい! 最近お気に入りの青春物語作家の天沢さん。 そんな天沢さんの本作は、青春物語として百点満点の出来だと思う。 小1のクラスで書いた「十年後の自分への手紙」、いわゆるタイムカプセルが十年経って郵送で順繰りに送られていく展開。 もうタイムカプセルなんて言う題材からして青春だなあと思う(笑) だって、その手紙にはある種の郷愁と想いが付いてくるもの。 別々の6人を主人公にした短編連作なのだけど、ある話に別の話の主人公がちょこっと顔を出したりして少しずつ繋がっている遊び心のある構成。 さらに最初の主人公と最後の主人公には特別の縁があり、ラストで二人が再会することで綺麗にお話の円環が閉じるのは、短編連作ならではのよくできた構成だと思う。 物語はほとんどの場合、十年前に夢見た姿から現実は違っていて、夢を諦めようとしていたり、やりたいことを見つけられなかったり、勇気が出せず言いたいことも言えなかったり、引きこもってしまったりと、子供のころ想像していた姿とは全くかけ離れていて、胸が痛くなる現実だったりする。 けれどそんな彼ら彼女らは様々なきっかけでその現実から少し前に歩き出そうとする。 それは言ってみれば十年前の自分への今の自分の矜持だと思うのだ。 あの頃の自分に胸を張って今の自分を見せられるか。 たとえ、夢に届かなくても、素敵な大人になれていなくても、ちゃんと努力して後ろめたくない生き方をしていたいという、そんな想い。 だから物語の終わりはどれもみんな清々しい。 そんな中、一番目とラストの物語は少し趣が異なっている。 なぜなら彼らの手紙には十年後の自分へのお願いが綴られているのだ。 個人的にはこの二人の物語が一番好き。 喧嘩別れしてしまって引っ越してしまった相手に互いに謝ってほしいと綴られた手紙。 千尋が十年前のアキラ君の手紙に自分と同じ気持ちが書かれているのを知る場面には胸が熱くなった。 同様にアキラが千尋がタイムカプセルを読んだ後に彼宛に書いた手紙で、同じ想いを綴り約束の大学の地で待っていると告げられた場面には心が震えた。 いやもう、こんな手紙をもらったら自分ならとるものも取りあえず、その場所へ走り出してしまうだろう。 そう強く思う。 でも、アキラは逆に彼女に会うことを恐れてしまうのだ。 なんてアホなのか。 どうしてそんなにへたれなんだよ! でも友人や彼に好意を持っている女の子に背中を押されてようやく約束の場所に走り出した時、胸がドキドキした。 夜の桜の木の下での二人の再会。 はっきりと自分の気持ちに気づくアキラ。 そして十年前の手紙のお願いは果たされるのだ。 この幸福感がなんとも心地いい。 いや、いいお話だった。 心に刺さる言葉がいくつもある。 「才能がなかったら、好きなこともやっちゃいけないんですか?」 「君がやろうとしたことを、君自身が笑ってやるなよ」 「ちひろちゃんはきっと、こやまがおかびじゅつだいにきます」 「あの時よりもずっと上手になったはずなのに、あの時よりもいいものが描けている気がしません」 「君に預けたコバルトブルーのクレヨンは。まだそこにありますか?」 いやほんとに、これまで読んだ作者のお話の中ではこれが一番好き。 ますますお気に入りになりそうだ。

Posted byブクログ