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おかえりの神様 の商品レビュー

3.8

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2023/10/21

24歳の誕生日に、些細な不幸が積み重なって色々なことが空回り。心折れそうになっていた神谷千尋は寂しさのあまり狸を連れ帰ったしまうが、人の言葉を話して自分は神様だと言い出して… 狸(山の神)とビーバー(川の神)が4人の男女の縁結びに関わるのだけど、神様達はただ彼らのそばで寄り添って...

24歳の誕生日に、些細な不幸が積み重なって色々なことが空回り。心折れそうになっていた神谷千尋は寂しさのあまり狸を連れ帰ったしまうが、人の言葉を話して自分は神様だと言い出して… 狸(山の神)とビーバー(川の神)が4人の男女の縁結びに関わるのだけど、神様達はただ彼らのそばで寄り添って話を聞いてくれるだけなのだけど、ほっこりして心温まりました。

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2023/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

奇跡も神通力もないけれど、ただ"そばにいてくれる"。 そんな神様との出会いがおりなす、ほっと優しい物語。 癒しを届ける作品。 神様がいるんだから100人力でしょ、という概念の無い「自分は神様」と名乗るだけの彼ら。ただ人生経験豊富だから1つ1つの言葉に重さがあって思いやりが詰まってる。最初のモテ女(神谷さん)の話から主人公入れ替え制でご都合主義的な内容だったのが少し残念。主人公固定でなんでもない日常メインの方が癒され度としては高いし、人の悪どさも見えてちょっとふわふわと読み進めないところもあった(まぁ死んでるから騙したのか、とは腑に落ちたが) 布袋という苗字に可愛さを感じないのは私だけか。 シリーズたくさんあるけど今回みたいな話の流れなのかな。恋愛以外の内容があるのかしら。

Posted byブクログ

2022/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冒頭はそこまでワクワクする出だしではなかった。 だけど、主人公である神谷の友人の天野と、山の神様の絡みが始まるシーンあたりから面白くて、どこか心温まる感じが心地よかった。 山の神様と川の神様それぞれが人間にちょっとしたヒントを与えて、そこから人間の努力によって物事が進んでいく展開がすごく好きだった。神様が助けすぎないところが良い。 神谷や鳥居、それからコンビニの店員さんまで、それぞれの恋愛模様が描かれていて、それも切なくも面白かった。 ほのぼの系も案外よくて、面白かった。

Posted byブクログ

2022/08/11

 表紙でほっこり、読んでまたほっこりと癒される連作短編集です。  出雲に神様が集まる神無月の頃、橋の上を一陣の風(神渡し)が通り抜け…。山の神と川の神が、縁結びの神から「暇なら一人でもいいから縁を結んできてほしい」と依頼されます。  山の神様(たぬき)の言葉はなぜか武士語(〜でご...

 表紙でほっこり、読んでまたほっこりと癒される連作短編集です。  出雲に神様が集まる神無月の頃、橋の上を一陣の風(神渡し)が通り抜け…。山の神と川の神が、縁結びの神から「暇なら一人でもいいから縁を結んできてほしい」と依頼されます。  山の神様(たぬき)の言葉はなぜか武士語(〜でござる、それがし、等)、川の神様(ビーバー)はなぜか花魁語(〜でありんす、わちき、等)で、男女4人に関わります。  ただこの神様、何をするでもなく、「悩み苦しむ自分のそばに居てくれる誰か」なのです。たまにポロッと話す言葉が、心にスッと入り沁みていく妙な説得力があるのでした。  著者があとがきで記している通り、「そばにはいるけど何もしない」のは手抜きのようだけど、実は一番してあげることの難しい優しさかもしれません。  老若男女、いつでもどこでも楽しめる一冊だと思います。

Posted byブクログ

2022/06/09

大人の可愛い恋愛物語。登場人物がみんな一生懸命で魅力的。神様も愛嬌があって愛でたくなっちゃう。私もこんな神様となら同居してみたい。

Posted byブクログ

2021/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

特に何もしない神様がひょこっと恋に悩むひとたちのところに現れ、居座り、何となく進む方向が決まるとすっと出て行く。 神谷と信也の愛されっぷりがなんとも羨ましい限りです。 マヨネーズ狸とチョコ狂いビーバーが可愛すぎます。もふもふしたい。 天野と神谷の二人がうまく結ばれてよかった。みんな幸せそうでほっこりします。

Posted byブクログ

2020/05/23

二冊目のただいまの神様の方から読んで、戻ってきました。神様のマヨ中毒の始まりが分かっただけで満足。 カレーにマヨネーズはわかるけど、アイスはないな。 こんな神様がいたら、是非とも拾いたい。

Posted byブクログ

2020/04/05

誕生日だというのにもかかわらず不幸の連鎖に心が折れ、こんなみじめな私を助けて神様と嘆くさまにはどこか共感さえ覚えました。 真夜中の住宅街のど真ん中には犬猫ならぬ狸がいたので寂しさのあまり連れ帰ってしまったところから物語が始まるのが何とも微笑ましく感じました。 もともとは読み切り短...

誕生日だというのにもかかわらず不幸の連鎖に心が折れ、こんなみじめな私を助けて神様と嘆くさまにはどこか共感さえ覚えました。 真夜中の住宅街のど真ん中には犬猫ならぬ狸がいたので寂しさのあまり連れ帰ってしまったところから物語が始まるのが何とも微笑ましく感じました。 もともとは読み切り短編だった話で、文庫化にあたり大きく加筆されて長編となったとのこと、実に読み応えのある心が暖かくなるいいお話で美味しくいただきました。 軽妙な会話の掛け合わせも楽しくて、テンポのいいストーリー回しがとても読み進め易かったのが印象的でした。

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2020/01/19

OL神谷が拾った狸、実は「お嬢、いかがした?」なんて話す神様。マヨネーズが好きなこの神様は、聞き上手で彼女の本当の気持ちをはっきり映し出してくれる。神様は彼女の本当に好きな人の前にも男の子の姿で現れて・・。 神様の設定の仕方が可愛い。還暦前の私が久しぶり若い頃の胸キュン気分を味わ...

OL神谷が拾った狸、実は「お嬢、いかがした?」なんて話す神様。マヨネーズが好きなこの神様は、聞き上手で彼女の本当の気持ちをはっきり映し出してくれる。神様は彼女の本当に好きな人の前にも男の子の姿で現れて・・。 神様の設定の仕方が可愛い。還暦前の私が久しぶり若い頃の胸キュン気分を味わえました。 もともと電子書籍、20ページの短編が文庫化で、281ページの本に。今時の本の誕生の仕方に、ちょっと時代の変化も感じた一冊。ほっこり心ほぐすライトなお話。寒い日自動販売機であったかいコーヒー缶で手をあっためてみたいな温かさでした。

Posted byブクログ

2021/02/20

マヨ好きの神様やら、チョコ好きの神様やらでてきます 短編集のテイながらも、同じ世界の少しづつ主人公が変わるって感じのシステムです

Posted byブクログ