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哲学は資本主義を変えられるか の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/10/01

線だらけ

いつもここで中古を買いますが、とても状態がいいので安心して書いました。が、この商品は状態が悪く、下線がたくさん引いてありました。値段も半額とはいえ500円もしたのでなんだかなぁ、と思い問い合わせしましたが、ブックオフさんからはなんの連絡もありません。今まで信頼していたからこそ、残...

いつもここで中古を買いますが、とても状態がいいので安心して書いました。が、この商品は状態が悪く、下線がたくさん引いてありました。値段も半額とはいえ500円もしたのでなんだかなぁ、と思い問い合わせしましたが、ブックオフさんからはなんの連絡もありません。今まで信頼していたからこそ、残念ですね。

けろ

2024/08/17

2024年現在、資本主義はとっくに限界を迎えており、従来どおりの経済活動を続けていたら社会生活がいずれ崩壊することは目に見えている それを食い止めるにはどのようなアプローチが考えられるかをヘーゲル論考を軸に示されている 近代人類は国家の設立や法による統治にて暴力の抑止や自由の相...

2024年現在、資本主義はとっくに限界を迎えており、従来どおりの経済活動を続けていたら社会生活がいずれ崩壊することは目に見えている それを食い止めるにはどのようなアプローチが考えられるかをヘーゲル論考を軸に示されている 近代人類は国家の設立や法による統治にて暴力の抑止や自由の相互承認を実現してきた それは力を経済に転換してきたからでもあるが、新自由主義による無軌道な資本主義により、普遍闘争状態が復活している 争いが直接的な力でなくカネに変わっただけ これを食い止めるには、かつて暴力による闘争を終わらせたのと同様に経済競争を終わらせていく必要がある 経済競争を終わらせるには自由な経済活動などではなくルールを定めたモノにしていかねばならない それには国家間のルール調整は必須 しかしながら、現在の国家は自由競争に呑まれており、その競争を牛耳っている資本家達は数年先の利益しか考えていない 状況を打破するには現状力を持っている層で競争のブレーキを踏むしかないように私は思っているが、実現性は如何だろうか? 高度経済成長やバブル期を過ごした世代を目にしているとチキンレースで自分が死んだ後はお好きにして下さい、のスタンスしか見えてこない…

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2023/09/13

最後の展望、資本主義を変えうる原理の提示のところが不充分だった。 残念だ。 しかし、これまでの社会の分析は、堅実で納得できた。 ホッブス、ルソー、ヘーゲル、マルクス、アーレントの思想をただしく理解することができた満足感がある。

Posted byブクログ

2022/02/04

フォロワーさんが購入してたの見て、面白そうだなと借りてきた。ここ最近読んだ哲学の本の中でも、とても読みやすい本だった。普段哲学に触れて無い人でも理解できるんではないでしょうか。結論としては『人新世の「資本論」』に繋がるものがあるなと思いました。でも宇宙に目を向けるのもありかなぁ。

Posted byブクログ

2019/12/11

昨日は、岩盤浴でこの本に夢中になっていました。 ホッブス 「人間ほっといたら戦争する生き物や だから、それを抑え込むために、暴力を抱えこむ国家が必要や」 つまり、国家があるから、戦争があったり貧富の格差や身分が生じるのではなく、 普遍闘争自体こそが、統治支配や階級支配の原因。...

昨日は、岩盤浴でこの本に夢中になっていました。 ホッブス 「人間ほっといたら戦争する生き物や だから、それを抑え込むために、暴力を抱えこむ国家が必要や」 つまり、国家があるから、戦争があったり貧富の格差や身分が生じるのではなく、 普遍闘争自体こそが、統治支配や階級支配の原因。 ヘーゲル 「人間は動物と違って、承認されたいがために戦争をする。 自由のために生命を賭けた戦いをするのが人間や。 暴力を持たず、お互いがお互いの自由を相互に承認していく市民社会がそのうちできる。 しかしこの自由も野放しにされると、放埒となり資本主義という厄介な怪物を生み出す。 それゆえ、「人倫」としての国家が、自由をより高度な次元で統合していかなあかん」 マルクス 「↑いやいや、理論的にはそうかもやけど、現実をみたら、国家が諸悪の根源や! 国家とは階級支配の正当化のための欺瞞。共同幻想や。 そもそももともと私的所有なんて人間社会に存在せえへんかった。 分業体制が始まることによってそれが始まった。 私的所有を廃止したら、支配階級の道具としての国家は廃絶されるやろ。 国家の廃絶なしに真の自由の国は実現せえへんよ!」 「あと、資本主義。 お金がお金をどんどん増やしていき、貧しい者と富むものの差が開き続けるシステムや。 最終的には、ぶっ壊れてひっくり返るはずや」 国家が人民から「収奪」する理由。 権力者が過酷というよりも、構造的にそう。 どんな国家でも、ほかの国家との競合関係に置かれている限りは、軍事力と統治力を最優先しないことには国家の存続が危ぶまれる。 覇権の原理は、権力者の欲望というよりも、そもそも基礎的な財の希少性がそうさせる。 近代社会の核心は「完全ルールゲーム」。 暴力の制御と自由の確保として行き着くところがそこ。 社会から暴力原理を完全に排除させ、完全なるルールゲームにする。 しかしそれを担保するのは、上位の実力。 必要なのは、暴力の公的制御。 あらゆる国家は暴力を統治形成権力の源泉とする。 そうでない国はほとんど存在しない。 あらゆるルールは暴力によってのみ可能となり存在しうる。 フランス革命をはじめ、社会体制の大きな変革の場面においては暴力は必要かつ必然。 ハンナ・アーレント 「アメリカ革命とフランス革命の違いは、 全員の合意で社会契約を果たし権力の掌握をめぐる「実力のゲーム」に収束させられたか否か。 フランス革命では、覇権の原理が貫かれたが、その理念がいかに自由の革命であろうと、 自由の創設は決して実現しえない。 暴力に反対するのは非暴力ではない。 権力と暴力は対立する。 暴力は権力を破壊するが、権力を創造することはできない。 人民の暴力は、専制権力を破壊することはできるが、 その暴力が市民的な制御のもとに置かれなければ、それは自由の権力とはなりえない。」

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2016/10/02

竹田青嗣氏のある意味での、今までの思想遍歴の総括的著書か?じっくり読みこんで、単なる理解だけでなく、自分の意見もまとめて、語れるぐらいに持ってゆきたい。 以下別途

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2016/08/12

近代原理の再確定はわかる。マルクス主義ごのポスモ思想まで、反国家、反資本が近代超克の視座であるが、これらは無駄な無い物ねだり。そんなことしてる間に資源の限界がくる。生産力と普遍的な交換と普遍的な消費では歴史上資本主義が優れている。これを修正し資源の限界に向けた協議を世界規模で始め...

近代原理の再確定はわかる。マルクス主義ごのポスモ思想まで、反国家、反資本が近代超克の視座であるが、これらは無駄な無い物ねだり。そんなことしてる間に資源の限界がくる。生産力と普遍的な交換と普遍的な消費では歴史上資本主義が優れている。これを修正し資源の限界に向けた協議を世界規模で始めなければならない。 資本主義肯定を断定的に述べるが、その根拠がよく分からない。

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