近代法思想史入門 の商品レビュー
森元拓による日本の第二次大戦前から戦後の宮沢や尾高を扱う第3部の評価。単なる個々の法理論家の理論の紹介だけでなく、理論家が当時の制度や社会環境にどのように立ち向かい、理論を構築していったかを書いているのがすごくよい。森元の書くスタイルが好みであるなら、『法思想の水脈』の彼の担当の...
森元拓による日本の第二次大戦前から戦後の宮沢や尾高を扱う第3部の評価。単なる個々の法理論家の理論の紹介だけでなく、理論家が当時の制度や社会環境にどのように立ち向かい、理論を構築していったかを書いているのがすごくよい。森元の書くスタイルが好みであるなら、『法思想の水脈』の彼の担当の上杉と美濃部に関するところも読むとよい。
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法思想史を読んで これは入門書として最高です。 各章ごとにはじめての方も 抵抗を感じないように 配慮されています。大野達司教授の 御心遣い傷み入ります。 確かに本書はオーソドックス法思想史の教科書のような従来型から現代型へ変貌遂げた一冊と言っていいでしょう。初心者からさらに深く読み進めたい方におすすめです!! また、従来型もとおっしゃる意欲的な方におすすめは、三島淑臣著書の法思想史青木書院です!!こちらも合わせて読み進めることでさらに理解しやすくなると私は思います。
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