失われた過去と未来の犯罪 の商品レビュー
全人類が短時間しか記憶できなくなった世界。第1部は世界がパニックとなる「大忘却」時代。人々はSNSなどを駆使し知恵を出し合い切り抜けていく。とても頼もしかった。第2部はそれから数十年後、外部記憶装置により人々は生活を送るようになる。切ない物語が広がっていくのだけれど、親の愛が心に...
全人類が短時間しか記憶できなくなった世界。第1部は世界がパニックとなる「大忘却」時代。人々はSNSなどを駆使し知恵を出し合い切り抜けていく。とても頼もしかった。第2部はそれから数十年後、外部記憶装置により人々は生活を送るようになる。切ない物語が広がっていくのだけれど、親の愛が心に響いた。面白かった。
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作品紹介・あらすじ ようこそ、謎と人間の新しい可能性へ――。 『アリス殺し』の鬼才が贈るブラックSFミステリ、ここに開幕。 全人類が記憶障害に陥り、長期記憶を取り外し可能な外部装置に頼るようになった世界。 心と身体がバラバラになった今、いくつもの人生(ル・ものがたり)を覚えてい...
作品紹介・あらすじ ようこそ、謎と人間の新しい可能性へ――。 『アリス殺し』の鬼才が贈るブラックSFミステリ、ここに開幕。 全人類が記憶障害に陥り、長期記憶を取り外し可能な外部装置に頼るようになった世界。 心と身体がバラバラになった今、いくつもの人生(ル・ものがたり)を覚えている、「わたし」は一体何者――? ◆女子高生の結城梨乃は、自分の記憶が10分ともたないことに気が付いた。いち早く状況を理解した梨乃は急いでSNSに書き込む――「全ての人間が記憶障害に陥っています。あなたが、人類が生き残るために、以下のことを行ってください」。それから幾年。人類は失った長期記憶を補うため、身体に挿し込む「外部記憶装置」(メモリ)に頼り、生活するようになった。 ◆「わたし」の中には、なぜか何人分もの記憶、思い出が存在している。「替えメモリ受験」をしようとした学生の話。交通事故で子供を亡くした父親の話。双子の姉妹の話。メモリの使用を拒否する集団の話。謎の「声」に導かれ、「わたし」は自分の正体をついに思い出す……。 物語の終幕に、「進化の果て」が浮かび上がる。
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その人をその人と裏付けるものはなにか?魂なのか記憶なのか肉体なのか…とついつい考えてしまうんだけど、それ以前に読み進めるのが面白かった。 こんな世界に陥ってしまったら、きっとここに記されたよりももっと様々なエピソードが世界に溢れているんだろうなと妄想したりして。 一気読みの一冊で...
その人をその人と裏付けるものはなにか?魂なのか記憶なのか肉体なのか…とついつい考えてしまうんだけど、それ以前に読み進めるのが面白かった。 こんな世界に陥ってしまったら、きっとここに記されたよりももっと様々なエピソードが世界に溢れているんだろうなと妄想したりして。 一気読みの一冊でした。
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記憶がメモリー化されたら? 面白い設定と平易な文章で、休日午後の2時間程度で一気読みできたよ。エンディングが2001年並みのスケールに拡大されるのは少しばかり笑えるけれど、いろんなケースでの「記憶の差し替え」が面白いね。
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外部メモリーに記憶を保存出来るようになって、他人の体にメモリーをさすと、中身が入れ替わる。 っとなると、魂って何だろう。 魂=メモリーなのかも。 輪廻転生する事で人の魂は成長していくというし、どんどんメモリーに蓄積されて成長していくのかもと思った。そんな風に想像するのがまた楽しか...
外部メモリーに記憶を保存出来るようになって、他人の体にメモリーをさすと、中身が入れ替わる。 っとなると、魂って何だろう。 魂=メモリーなのかも。 輪廻転生する事で人の魂は成長していくというし、どんどんメモリーに蓄積されて成長していくのかもと思った。そんな風に想像するのがまた楽しかった。
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人々のきおくが10分しか持たなくなった世界。 長期記憶ができず短期記憶しかできなくなり、人としての生活が保てなくなり、時代が進み人はメモリという半導体に自分の記憶を残すようになる。 6つほどの話に分かれていて、最初は記憶がなくなることをメモやSNSを使い状況を改善していく話から、...
人々のきおくが10分しか持たなくなった世界。 長期記憶ができず短期記憶しかできなくなり、人としての生活が保てなくなり、時代が進み人はメモリという半導体に自分の記憶を残すようになる。 6つほどの話に分かれていて、最初は記憶がなくなることをメモやSNSを使い状況を改善していく話から、メモリに頼りはじめた人類に起こることがまとまっていて面白い
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古典的テーマであるが故に、読みながら/読み終えた後も色々と考えさせられました。 爽快感や感動とはまた別の、思慮深い作品です
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記憶を外部保存できるようになるとは、すなわちその人の人格や魂を保存できるようになること… 前編では、記憶ができなくなってしまった人々がどのようにそれらの問題にまず立ち向かうか、後編は世界が大きく変わってからのお話
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ある日突然長期記憶が不可能になった人類の混乱とその後の発展(?)の話。何をもって死と判断するのか、死後の魂は、記憶はどうなるのか、誰もが一度は抱くであろう疑問に切り込んだものであるように感じた。
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ブラックSF単行本。2部構成。 第1部 地球規模で全人類の記憶障害が発生。それによって起きたパニック、解決策を探る様を原子炉運転の緊張感とともに描く。 第2部 数十年後、人類は連続しない記憶をメモリー化し持ち歩くことで、日常生活ができるレベルになった。 果たして「自己」とはメモリ...
ブラックSF単行本。2部構成。 第1部 地球規模で全人類の記憶障害が発生。それによって起きたパニック、解決策を探る様を原子炉運転の緊張感とともに描く。 第2部 数十年後、人類は連続しない記憶をメモリー化し持ち歩くことで、日常生活ができるレベルになった。 果たして「自己」とはメモリーの情報なのか。 人の進化と魂の帰結は読者に委ねられる。 「自己」とは、己が〇〇だと認識し、それを他人が承認することによって生じる。 他人の記憶メモリーを挿入したからといって直ちに他人に代わってしまうわけではない。 しかし、自分が認知症になった場合、こういった事態に陥るであろう…なかなかにシンドイ作品。 外レビューにもあるが、命ともいうべきメモリーが、階段を落ちたくらいで抜けたりしてしまう仕様は改善して欲しいものです。
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