土曜はカフェ・チボリで の商品レビュー
土曜日のみ営業の〈カフェ・チボリ〉。土曜日のみ営業の理由は、店長のレンが高校生だから。 と言っても店の造りは本格的、内装もメニューもデンマークにちなんだもの。レンは大企業の御曹司で店は広大な自宅の敷地内にあるという、何とも現実離れしたような設定。 ミステリーに関しては、これまた...
土曜日のみ営業の〈カフェ・チボリ〉。土曜日のみ営業の理由は、店長のレンが高校生だから。 と言っても店の造りは本格的、内装もメニューもデンマークにちなんだもの。レンは大企業の御曹司で店は広大な自宅の敷地内にあるという、何とも現実離れしたような設定。 ミステリーに関しては、これまたデンマークのアンデルセン童話にちなんだ『マッチ擦りの少女(マッチ売りの少女)』『きれいなあひるの子(みにくいあひるの子)』『アンデルセンのお姫様(人魚姫)』『カイと雪の女王(雪の女王)』というタイトルの事件を、主人公の香衣(かい)をはじめとする常連客たちが推理し合う。最終的には店主のレンが『ヒュッゲの時間です』という決め台詞と共になぞ解きをするという展開。 最初はおぼっちゃん高校生が趣味でやっている店なのかと思っていたら、意外にも本気で経営しようとしていたし、周りの大人たちからも愛されていたのはホッとした。 常連客たちもほど良い距離感で良かったし、お店の雰囲気も良かった。 香衣の恋愛の行方についてはう~ん、だったが。 彼女の家族をめぐる物語は苦いところもあったので、少しずつ前向きになってくれたのは良かった。 肝心の謎解き部分については他の方のレビューにもあるようにやや強引だったり置いてきぼり感もあったのが残念。 途中『ワープロ』という言葉が出てきて驚いたら、作家さんは私より年上の方だった。 それから『イースターのお祭りのことを「ポースケ」と申します』という科白が出てきたので、津村記久子さんの作品を思い出した。中身は全く違うのだけど。
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土曜日のみ開店する、浮世離れしたお店〈カフェ・チボリ〉を舞台にした連作四話が収録されています。 〈カフェ・チボリ〉の店主は、大企業の子息である、高校生のレン。 絶品のデンマーク料理をはじめ、こだわりの調度品に至るまで、“デンマーク愛”にあふれた居心地のよさそうなカフェで、こんな...
土曜日のみ開店する、浮世離れしたお店〈カフェ・チボリ〉を舞台にした連作四話が収録されています。 〈カフェ・チボリ〉の店主は、大企業の子息である、高校生のレン。 絶品のデンマーク料理をはじめ、こだわりの調度品に至るまで、“デンマーク愛”にあふれた居心地のよさそうなカフェで、こんなお店があったら是非訪れてみたいですね。 さて、話は〈カフェ・チボリ〉の“客一号”となった出版社勤務の香衣の視点で進み、〈チボリ〉を訪れるお客たちが持ち込む様々な謎を、皆で“あーでもない、こーでもない”と解いていく流れです。 この、わちゃわちゃ感は楽しそうで悪くはないのですが、肝心の謎解き部分が強引というか、ちょっと入っていけないところがあって、第一話、第二話辺りは“読みやすいのに進まない”という謎の状況になっていました。 第四話で香衣に脅迫状が届いた辺りから、“らしくなってきたぞ・・”という感じで、この話の謎解きは楽しめました(“犯人”の自己本位っぷりには呆れましたが・・)。 デンマークといえば、アンデルセン。ということで、何かとアンデルセンを絡めてくるのを含めて、全体的に“デンマーク推し”の本書だけあって、デンマークの魅力は十分伝わりました。特にデニッシュは美味しそうですね!
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こんなカフェがあったら、毎週通ってしまうだろうなぁと、思えるぐらい。美味しいお茶と料理に、素敵な人たちとの推理合戦。時が過ぎるのが惜しくなるだろう。
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土曜日だけ営業する不思議なカフェチボリ。 デンマーク、アンデルセンの童話をもとに 様々な謎を解いていく素敵なカフェ。 デニッシュもおいしそう! 続きが読みたい一冊。
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軽く読めるミステリでした。 ヒュッゲの時間、持ちたいです。 カフェ・チボリはちょっと現実感無さすぎるのですが、デニッシュもお通しみたいな酒の肴も、紅茶も美味しそうで素敵でした。デンマーク料理かぁ。 レンくんめっちゃ愛されてるな〜カフェ続けるのかおじさんの会社を継ぐのか気になるけど...
軽く読めるミステリでした。 ヒュッゲの時間、持ちたいです。 カフェ・チボリはちょっと現実感無さすぎるのですが、デニッシュもお通しみたいな酒の肴も、紅茶も美味しそうで素敵でした。デンマーク料理かぁ。 レンくんめっちゃ愛されてるな〜カフェ続けるのかおじさんの会社を継ぐのか気になるけどまだ高校生だからこれから何にでもなれる。 登場人物は如月先生がとても好きでした。
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長く続く塀、噴水の先にあるカフェ・チボリ。 たまたま開店日に来店者1号となった、絵本編集者の香衣は土曜日しか営業しない、不思議なカフェの常連となる。 絶品のデンマーク料理と居心地の良い空間に、おしゃべり好きのお客たちはいつのまにかそれぞれの身に降りかかった不思議な事件を話し始める...
長く続く塀、噴水の先にあるカフェ・チボリ。 たまたま開店日に来店者1号となった、絵本編集者の香衣は土曜日しか営業しない、不思議なカフェの常連となる。 絶品のデンマーク料理と居心地の良い空間に、おしゃべり好きのお客たちはいつのまにかそれぞれの身に降りかかった不思議な事件を話し始める。 語られる事件は、カフェの空気のせいか、どこかアンデルセンの童話と重なって。 教会の土曜学校で起きた、お金の盗難疑惑とマッチを擦っていた少女「マッチ擦りの少女」 陶芸教室で知り合った美術商が別荘に彼女を招待した理由とは「きれいなあひるの子」 幻の大女優の若かりし頃の思い出、デンマークのバーで出会った彼女の正体は「アンデルセンのお姫様」 チボリの常連さんと関わりのある教会の火事と、常連さんたちへの脅迫状、犯人とその狙いは「カイと雪の女王」 チボリのオーナーのレン、マスター風老紳士のシゲさんのカフェに集う常連さん。 自分に自信のない香衣、定年してのんびり過ごす石川、元大学准教授の如月先生。 登場人物はそれぞれ魅力的なのだけど、毎回語られるデンマーク蘊蓄が長くてツライ。 全体的にミステリの結末がピンとこないというか、香衣が徐々に自信をつけて前向きにはなっていくんだけど、ラストもなんだかなー。 ステキな空間だったのに残念な感じ。 あ、でもアキくんの登場はびっくりした。 これはちょっとうれしかった。
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カフェ・チボリに集まるいつものメンバーの周囲で繰り広げられる、ちょっとした謎を解いていく。 ハラハラどきどきな場面はあまり無いけれど、 店内の様子が豪華で、センスが良さそうで 「一度行ってみたいなぁ」と思いました
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現実味が無いと言ったら無いのだけれど、キャラクターがキャラキャラしすぎていないところが好印象だった。 アンデルセン童話がノスタルジックな気分に浸らせてくれた。
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かなりしっかりした造りの本。 いい大人がどんどん推理を外していくけど、まぁ、ほんわかしていて、作者は心優しい方なんだろうけど思う。 私よりかなり年上だけど。すれてたり、穿った見方がなくて、平和に読み終えることができた。
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タイトルとあらすじに惹かれて借りた。カフェ・チボリの店長が高校生である設定の必要性があまり感じられない…。アニメっぽい小説だった。とってつけたような土方さんへの片思いは余計な気が…。色々と惜しい一冊。つまらなくはなかった。
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